雑記

眠れない夜に。

こんにちは、カイトです。

今回はだいぶ重いテーマになりますが、鬱について語っていこうと思います。

僕は、病院で正式にそう診断されたわけではありませんが(そもそも病院に行っていない)、鬱っぽいところがあります。

もちろん本当に重い鬱で悩んでいる方もいて、そういう人よりも自分の症状は軽いと思いますが、僕自身も結構鬱で苦しい時があります。

なので今回はそういう自分の気持ちを整理するという意味も込めて、自分の鬱についていろいろと考えてみたいと思います。

きっかけ

そもそも僕は昔から鬱とは無縁の、本当に何も考えていないような、ぼーっとした子でした。

まあそれでも小学校の時はそこそこ勉強も出来て、友達もいっぱいいてみたいな感じの普通の小学生でした。

それでも注意力がなくて頻繁に物を忘れたりしていて、よく親に怒られたりしてました。

そうやって特に何の変化もなく普通に中学、高校と進学していきます。

まず、最初に僕に大きな変化が起こったのは高校2年生の時でした。

この時期は、みなさんも曲がりなりにも、自分の進路を考えていくうえで漠然と自分の将来について考えだす時期だと思います。

僕もそうでこの時期くらいからちゃんと自分の将来を考え始めました。

そうやって何となく自分自身揺れ動くような、繊細な時期だったんだと思います。

そして高校2年の2~3月くらいに人生で初めて鬱っぽい症状が訪れます。

きっかけは“咳(せき)”でした。

この時期、そもそも僕の心は不安定で、「自分はどんな将来を歩んでいくんだろう」みたいなことを考えながら、何となくぼんやりした毎日を過ごしていました。

そんな時期に僕はアレルギー性なのかわかりませんが、咳が止まらないっていう症状に見舞われます。

本当に咳が止まらなくて高校2年生の2月くらいは四六時中、咳をしてました。

咳をするのって、実はめちゃくちゃ疲れて、咳をするたびに腹筋が痛くなるし、頭も揺れるので次第に頭がボーとしてきました。

ただでさえ進路で悩んでて、ぼんやりとしていたのに加えて、物理的にも頭がぼんやりするわけですから、あの時は本当にしんどかったです。

今思えばよく学校に通ってたなって思うくらいです。

そして、その時期くらいから、

  • 何のために生きてるんだ
  • 人生めんどくさい

とか、なんか考えるようになっちゃいました。(2~3月)

そういった現実と向き合うのが嫌で、いつも寝ることで現実逃避してました。

だから、高2の3月くらいはご飯とお風呂以外はほとんど寝たっきりの生活でした。

もちろん親も心配してくれましたが、正直その時は本当に上の空で、親が何を言っていたのかとかも全く覚えていません…。

早くこんな状態を抜け出したいと心では思っているのに、なぜか抜け出せないみたいな状況がずっと続いていました。

この人生で最初の鬱は、新学期(高3)が始まる頃には自然と消えていました。

正直何がきっかけで立ち直れたかは覚えていないんですが、新学期は新たな気持ちで迎えていたことは覚えています。

ですがこれ以降、僕は常に心の中にモヤモヤを抱えて生きていて(なんかわからんけど)、高2の2月以前のような、心になんの陰りがない人生は今のところ来ていません。

そして、なんやかんやで高3の受験期は乗り切って浪人覚悟で第一志望の大学に挑戦しますが、予想通り落ちて、浪人することが決まりました。

人生2度目の鬱はそんな時期に来ました。

具体的には前期入試が終わった次の日の2/26です。

そこからは、受かったのか落ちたのかわからないという不安と、落ちたら浪人という不安でいっぱいで、毎日悶々とした日々を過ごしていました。

前回の鬱と違うのは、この時期は積極的に外の空気を吸おうと、散歩に出かけたことです。

基本的に何のやる気も起こらず(一応、後期試験も控えていましたが…)、寝たきりの毎日を過ごしていましたが、このままじゃいけないと思い、毎日夜に(誰とも会いたくないから夜でした)近所を散歩していました。

この散歩しているときは、本当に気分が良くて、さまざまな思いが頭の中を駆け巡っていました。

でもやっぱり回復することはなく、せっかくの卒業式もあんまり記憶がなくて結構すぐに帰っちゃったのを覚えてます…

まあもちろん、前期試験では不合格で、後期試験も受けるわけですが完全に上の空でもちろん後期も不合格。

文字通り抜け殻のような生活をしていました。

この時期の鬱から抜け出せるようになったきっかけは、友人の存在です。

正直、卒業式以降3月中はほとんど家にこもっている生活をしていて、親以外の人と話す機会が全くありませんでした。

そんな中、3月の終わりくらいに友達とご飯に行きました。

その時どういう話をしたかっていうのは全く覚えてないんですが、その時から自分の精神状態が回復していったっていうのは明確に覚えています。

これが僕の人生における、大きな2回の鬱です。

それ以降は、浪人をして大学に進学して今に至るわけですが、たまに鬱になりながらもなんとか今まで生きているって感じです。

(僕の場合)鬱の症状

とにかくやる気が出ない

まずこれが最初に上げられる症状です。

鬱になるとまず、何もかもやる気が出ません。

何をやろうにも頭がボーッとなってしまい、無性に眠くなります。

そして無限に寝ることができます。

僕は正常時(鬱じゃないとき)は、結構好奇心が旺盛というか、なんかめちゃくちゃ意欲に飢えていて、あれもやりたい、これもやりたいっていつもそんな気持ちでいるので、なんなら「寝る時間さえももったいないんじゃないか!」って思っちゃいます。

(もちろんあくまでそう感じるというだけで、毎日7時間くらいはちゃんと寝ています。)

だからこんなにもやる気が出なくて、寝たいと思っていると感じると「ああ、鬱が来ているのかな…」って何となく感じちゃいますね。

ボーッとする/注意力が散漫になる

これは1つ目とも通じるところなんですが、めちゃくちゃぼーっとしちゃいます。

これはシンプルに寝すぎなだけなのでは?と自分でも感じますが、もう完全に

やる気が出ない→眠い→寝すぎる→ボーッとする→やる気が出ない

の負のサイクルが続いちゃって、これがハマると本当に抜け出せなくなっちゃいます。

無理やり頑張ろうと机に向かっても、結局ぼーっとしちゃって結局このサイクルから抜け出せません。

また、この時は本当にボーっとしているので、何を言われても何となくは覚えているんですが、全く頭に入ってきません。

僕はこの状態で一回自動車の教習に行きましたが

(本当は危ないというのはわかっていたが、簡単には休めない&もしかしたらこの教習がきっかけで鬱が回復するかもって思っていきました…)

教官が言っていることも、あんまり頭に入ってこず、運転もぼーっとしていて本当に危なかったです…

体中が熱くなる

これは特に初めて鬱になったときに感じました。

冬なのにベッドで寝ていると、体中めちゃくちゃ汗をかいて、汗でびしょびしょでした。

初めは「風邪かな?」って思ったけど熱もないし、完全に鬱が原因で体が熱くなってました。

それ以降も鬱になると体中が熱くなり、変な感じがします。

鬱からの回復

これは、何かきっかけがないと難しいです。

僕の場合は、友達と会って喋るっていうのが一つ大きなきっかけになる気がします。

って言っても友達と喋ればいつでも回復するのかっていうと別にそういうわけでもなく、これは完全にタイミングと相手次第だなと思います。

あとは将来に対して悲観的になるんじゃなくて(鬱の時はめっちゃ悲観的)、明るい人生がうまく思い描けるようになると自然と鬱が消えます。

だからか、鬱から回復する瞬間って、無性にやる気が出ます。

「よし!あれもやろう!これもやろう!がんばるぞー!」

って言って、めちゃくちゃやる気に満ち溢れてます。

なんで僕は鬱になるのかな?

ここからは完全に自分の場合での話ですが、なぜ僕が鬱になっちゃうのかを考えてみたいと思います。

何となく見当がついているんですが、突き詰めれば

自分が自分の人生を生きようとしていないから

なのかな?って思っています。

アドラーでいうところの「他人の人生を生きる」っていうことだと思います。

僕が何のために生きてるんだろう

って考えるときに根底にあるのが

「みんなにすごいね」って言われるような存在になるため

なんです、僕の場合。

みなさんはどうでしょうか?少なくともこういう承認欲求は存在すると思います。

だから僕の場合鬱になるときっていうのはだいたい決まっていて、

  • 勉強とか、うまくいかないとき
  • 不毛な時間をたくさん過ごしていると感じるとき

は大体鬱になります。

1つ目はわかりますよね。

「なんでこんなこともできないんだ」とか言って自分に嫌気がさしてくるときに鬱になります。

2つ目は後でも述べますが

「何もしていない時間がもったいない、そんな無駄な時間を過ごしている自分が嫌だ」

って言って鬱になっちゃいます。

このコロナ期間は、結構家でこもっていることが多く、この二つ目の理由で何回か鬱になりかけました。

話が前後しますが、僕は結局何をしようとしたって、

  • そのことがしたい
  • それができるようになりたい

っていうこと以上に

  • そういうことをした自分をすごいと認めてもらいたい
  • それができるのがすごいと認めてもらいたい

っていう思いが根底にあると気がします。

正直こういう考え自体が正常かどうかわかりませんが、僕はこの思いが強すぎる気がします。

突き詰めて考えて、本当に僕がしたいことって何?ってなると結局何もないんです。

心から楽しんでやれる、そんな対象がないんだと思います。

自分が鬱じゃないときは結構意欲的に活動している(つもり)で、少しの無駄もやだなと感じちゃいます。

だから、ゲームは「時間の無駄だなー」って思っちゃって一人ではしないし、YouTubeとか見てダラダラ過ごしたりしちゃうと、「めっちゃ時間無駄にした!!」とか思っちゃって、そんな自分が嫌になっちゃいます。

(もちろんそういう思いが根底にあるってだけの話で、僕は全くストイックな人間じゃないので、普通にYouTubeとかダラダラ見ちゃって自己嫌悪になってるだけで、それを克服するために何かを頑張っているのかというとそういうわけではありません)

多分意識は高いほうだと思います。
だから、
充実した人生を送りたい!
とか
QOL高めの生活したい!
とか思っているけど、実際はそんなにストイックに生きることができずに、そんな自分が嫌になる
みたいな感じです。

で結構厄介なのが、そういった感情が、取り繕った感情じゃなくて、割と心から思っていることだってことです。

多分変にこじらせちゃって、簡単に「ありのままの自分でいいじゃん!」みたいに思えないようになっちゃってます。
「僕はみんなよりもすごい存在でいたい」みたいな気持ちが消しきれません…笑

まあだからこそ、何度も言いますがうまく気持ちがコントロールできているときは、「あれもやりたい、これもやりたい」って言って毎日が充実していて楽しいんですが、いざ歯車が狂いだすと、「これは誰の人生なんだ?何のために生きているんだ?」とか思っちゃいます。

だから僕がこの鬱を抜け出す方法っていうのは現状で

  • ありのままの自分を受け入れ、別に普通でいいじゃんって感じれるようになる
  • 鬱を乗り越えて、本当にストイックに意識高い日々を過ごす

っていう2つあると思っています。

まず一つ目ですが、僕の今までの人生を振り返って成功している同級生とかを見ると、悔しさから負け惜しみのように

「いつか追いついて、追い越してやるぞ~!」

って思って生きていました。

もうそういう癖がついちゃっているのでそう簡単には治せる気がしません。

でもこれから少しずつ、ありのままの自分を受け入れるようになりたいなとは思っています。

2つ目ですが、これは僕がいつもすがろうとする方です。

「見てろ~‼絶対成功してやるー!」

とか思ってストイックに取り組もうとするんですが、如何せん根性がないのですぐガス欠になってまあいっか…ってなっちゃいます。

そういう自分が本当に嫌いなんですが、これもまた事実なので受け入れるしかないと思います。

けれども、この気持ちも簡単に消えるものではないので、いつか成功したいなと心のどこかでは常に思っていると思います。(まあ正直何をもって成功かなんてわかんないんですけどね…)

まあだから僕はこの鬱とはおそらく一生付き合っていくんだろうし、この鬱を繰り返していくことによって正しい自分の対処法を見つけて、うまく生きていくしかないと思っています。

まとめ

ということで今回は自分の鬱について赤裸々に語っていきました。(書いてて普通に恥ずかしかったです)

正直こういうのって、傍から見ていると簡単に治せそうじゃんって思いがちですが、本人は本気でそういったことに悩んでて案外深刻なものです笑

今回なんでこの記事を書こうと思ったかというと、こういった自分の鬱について整理したいなっていう思いもあって、どうせまとめるなら同じ思いを持っている人(がもしかしたらいるかもしれないから…!!)の意見が聞けるかもしれないなと思ってブログにしました。

なかなか重い内容で僕自身もこのもやもやした思いを言語化するのが難しくてなかなか上手に表現できない部分もあったかもしれませんが、何かの足しになってくれれば幸いです!

2020/8/15

-雑記