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映画『C’mon C’mon』を観た。

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こんにちは、カイトです。

今回は最近観てよかった映画『C’MON C’MON』について思ったこと感じたことを書いていければなと思います。

映画『C’MON C’MON』という作品。

この映画は2021年に公開された映画で、主演は『JOKER』で怪演を見せた、ホアキン・フェニックスです。

ニューヨークで一人暮らしをしているラジオジャーナリストのジョニーは、妹から頼まれて9歳の甥・ジェシーの面倒を見ることに。ロスの妹の家でジェシーと暮らすと、好奇心旺盛なジェシーは疑問に思うことを次々と問いかけてジョニーを困らせる。

U-NEXTのストーリーから引用

『JOKER』で見せた、ホアキンの狂気じみたあの顔を知っている人なら、ここで見せるホアキンの“父”の顔に驚き、そして心温まることでしょう。

この物語はヒューマンドラマ形式で、物語は淡々と進んでいきます。

あっと驚くようなオチ、張りめぐらされた伏線はありません。

あるのは、力強く、そして純粋な子供の言葉。そしてジョニーとジェシーの生活。

主人公のジョニーはデトロイト、ロサンジェルス、ニューヨーク、ニューオリンズと4つの都市を回り、インタビュアーとして現地の子供たちに質問を投げかけます。

  • 未来はどうなると思う?
  • 正しい道に進むために大人は何ができたと思う?
  • どんな時に感情があふれる?
  • 死後はどうなると思う?

様々なインタビュー映像が流されましたが、ニューヨークに住む移民の子供たちに未来や世界のことを聞いているシーンは象徴的でした。

ニューヨークに住む子供たちの言葉はどれも力強かったです。

一人ひとりの言葉は是非自分の目で確かめて欲しいのですが、この中で一番印象に残ったのは最後の少年が放った言葉です。

I feel like people who try to express their emotions, like they would get a lot of hate. It happened like more in the 20th century. So instead of letting them be them, they wanted to oppose them in like bad horrible ways. But I feel like now you could speak your feelings easier, but not easily.

僕たちが自分たちの思いを伝えようとするとき、どうしてもヘイトを集めてしまうものだと。そしてそのままにして置かずに、悲惨な方法で彼らの考えを捻じ曲げようとするんだと少年は言っています。

こんなことを子供が言うことに驚きました。

もちろんこれは映画です、このセリフもおそらく映画を作るうえで容易されたセリフだと思います。(もし生の声だとしたらそれはよりリアルで感動する)

とは言ってもこんなセリフを子供言わせるのがすごいです。

この物語のジェシーとジョニーの関係。そして、ジョニーの妹でありジェシーの母であるヴィヴとジェシーの関係。精神に少し異常をきたしてしまったその夫のポール。

大人の事情で何も知らされずにジョニーのもとに預けられることになったジェシーの気持ちを代弁しているようかのこのセリフはこのストーリーを進めていく上でも大事になるものだと振り返ってみて感じました。

ジェシーはこの物語を語るうえで欠かせない人物ですが、なかなかとらえきれない不思議な少年でした。

早朝から、大音量でオペラを流したり、母親のいない孤児の真似をしたり、急に走り出してバスに乗り込んじゃったり。

そんなジェシーに手を焼くジョニー。

でも、ただ子供っぽいのかと思えばどこか大人びたところもあるのがジェシーの不思議なところ。

Jesse: Do you have trouble with expressing your emotion?

Jonny: I’m pretty feeling frustrated right now.

Jesse: That’s good. Just sit down, you can let it all come out.

ここのやり取りは笑ってしまいました。

ジェシーの世話につかれたジョニーが、そのジェシーにすべて吐き出しちゃいなと慰められうシーン。

こうやって徐々に二人の距離が縮まっていきます。

そして僕がこの映画で一番心に響いた言葉、それはジェシーが録音に残した言葉でした。

“Have you ever thought about the future?” Yeah. Whatever you plan on happening, never happens. Stuff you would never think of happens.
So you just have to, you have to come on. Come on, come on, come on, come on.

すごくシンプルな言葉です。でも9歳の子から発せられるこの言葉というのがすごく意味のあることなのかなと。

なんか僕はこの言葉を聞いたときにすごく“ああ、頑張ろう”って思いました。

明確に何かをっていうわけじゃないですが、とにかく頑張ろうと。

本当にこの言葉を言ってるときのジェシーの表情がいいんですよね。

ベットに寝っ転がりながら、ちょっと声色を変えて大人ぶって“未来には何が起こると思う”という質問を自分に問いかける。

始めの部分、起きると思うことは絶対に起きないという部分はちょっと真面目な顔で。

次の考えもしないようなことが起きるちょっと力を込めながら。

だから先に進むしかない、カモンカモン……という部分は今まで見たこともないようなくらい真面目な顔で。

この小さな少年の放った、達観しつつも絶望していないメッセージは僕たち視聴者にも強烈に残ったと思います。

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またこの映画、ぜんぶ白黒なんですよね。それがまた味があってよかったです。

そしてエンドロールとともに様々な子供へのインタビューとその答えが音声のみで流されます。

これも一つ一つの答えが重く、そしてなかなか心に響くものだったのでぜひエンドロールが終わるまで映画を観て欲しいです。

監督についても少し。

この映画で監督を務めたのは、マイク・ミルズ監督。気になって調べてみたところ、なんと僕はすでに一作品観ていました。

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マイク・ミルズ監督

それが、「人生はビギナーズ」(原題:Beginners)で2010年に公開された映画です。

今年の春に観た映画で、個人的に“ヒューマンドラマってこんなに面白いのか!!”とヒューマンドラマの面白さに目覚めさせてくれた一作でした。

一応軽くストーリーも紹介しておきますね。

真面目で内向的な38歳の独身男・オリヴァーは、ある日ガンに侵された75歳の父親からゲイであることを告白される。病と向き合い、新しい人生を謳歌する父親と距離が近づき始めた矢先、永遠の別れが訪れる。喪失感にとらわれる彼の前にある女性が現れ…。

U-NEXTのストーリーより引用

ヒューマンドラマにしては、設定が少し面白いというか、少なくとも“えっなにそれ、展開が気になる!”とはなりますよね笑

やっぱり個人的に、マイク・ミルズ監督の作品は外れがないんだなと再認識させられました。

彼の作品では『20センチュリー・ウーマン』『サムサッカー』あたりが気になっている作品でした。

そして今回紹介した『カモンカモン』(U-NEXT独占配信)『人生はビギナーズ』『20センチュリーウーマン』はU-NEXTで見ることができるので是非観てみて下さい!

まとめ

ということで今回は稚拙ながらも『カモンカモン』について語っていきました。

こういう作品は自分の中で感想を表現するのが難しいと改めて感じました。

是非みなさんも観てみて消化しきれないその感動を味わっていただきたいです。

2022/8/30

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