こんにちは、カイトです。
2月の頭に卒論発表を終えました。無事発表を終えたことで、晴れて春休みとなったわけですが、この卒論発表がなかなかにしんどかったです…。
メモ
卒論が終わってからは、IELTSの勉強やらバイトやらで、なかなかハードな日々を過ごしていまして、この記事の更新が遅れてしまいました…。
卒論発表会は卒論提出から約一週間後にあったわけですが、その一週間の間に何度も何度も教授からパワポ資料を直され、苦戦しながら作り直し…をくり返して、だいぶ疲れました。
ということで、このブログではその激動の一週間と指摘されて気づいたことを書いていきたいと思います。
計5回の書き直し。 最初と最後では、まるっきり違う内容になりました。
卒論提出を終えてから資料を作成し、最初に先生にプレゼンを発表してから言われました。
『これさ、みんな言ってることわかった…?』
名指しで聞かれた先輩も、『正直わかんなかったっす。』と返すのみ。 ただ、わかっていました。なぜなら自分自身、発表資料を作りながら、“何言ってるんだ…この発表は…”と言う状況だったからです。
厳密には、自分のやっていること、発表している内容についてはもちろん理解しています。 問題は、その内容を何も知らない聴衆にどのように伝えるのか、ということです。
そこから一週間で計5回も資料を作り直しました。使っているデータは全く同じです。 ただ、伝える情報を絞り、実験結果の見せ方も変えました。 考察の着眼点も変えました。
おかげで発表資料はみちがえりました。 僕のやっている具体的な実験を知らない半導体分野の人でも、しっかりと耳を傾けてくれれば、『どういう実験をしたのか』というのかはわかる内容になったと思っています。
僕自身、最初に比べて、胸を張って発表できる内容にありました。
では具体的にどのような指摘を受けたのか?どのような変更をしたのか? そこら辺を書いていきたいと思います。
①情報の見せ方を変えた。
一つ目の改良点は、情報の見せ方を変えたという点です。 具体的には、発表の内容の因果関係を変えました。
僕の発表内容は、『なぜ誤差が生じるのか?』という問題提起から始まり、その理由について、2つ考察するという展開で構成していました。
これは実際に行った実験の手順と同じで、自然の流れです。 でも、この構成にするとどうしても発表内容がわかりにくかったんですよね。
そもそも限られた制限時間内で、考察を2つも入れるとその分それぞれの考察内容も薄くなり、わかりやすさが下がります。
ということで、発表手順を当初から大幅に変更しました。
考察の一つが、ダイオードに関してよく知られている性質に起因していたので、まずはここを問題提起にしました。
メモ
『ダイオードにはこういう性質がありますが、どうしてこういうことが起こるのでしょうか?』といった入りにして、オーディエンスに与える最初の問題提起をわかりやすくしました。
そしてそれを探るために、『こういう実験をしました』という形で最初に行った実験を提示し、その結果から更なる考察を行い、結界を述べるという構成に変更しました。
これによって、自分の研究の細部まで知らない人でも、わかりやすい内容にすることが出来たのかなと思います。
ここで気づかされたことは、『発表手順≠実験手順』ということです。 必ずしも実験手順通りに発表するのがわかりやすいわけではないです。 実験を『なぜ』行い、その結果に『何を』得たのかという因果関係を大胆に変えることも、発表のわかりやすさのためには時には必要なんだと知りました。
②正確さとわかりやすさ。
続いて意識したのは、情報のわかりやすさと正確さです。
メモ
今回の実験では、複数の試料を比較しました。 この試料のナンバリングに関して、わかりやすく工夫しました。
このナンバリングは、当初は単にウエハ上の位置情報を行と列で表記していました。 (1Aとか、5Eとかそんな感じで発表資料にも書いていました。)
ただ今回の発表では、このウエハがどこにあるかということに関しては、全く必要のない情報でした。 僕がしたいのはあくまでランダムにピックアップした場所の特性を比較することです。
ということで、3つをA、B、Cと名前を変えました。
わかりやすさの上で大切なのは、いかにいらない情報を載せないのかということです。 いらない情報は、聴衆を混乱させてしまいます。 発表に必要な情報を必要な分だけ載せるのがセオリーだということを学びました。
メモ
自分は実験結果として、副次的に出たデータも発表資料に載せていました。 そのデータはある部分では非常に大切なデータです。 ただし自分の発表の範囲内ではいらないデータでした。 『このデータ大切だったし、一応のっけておこう』というのは、発表資料のわかりやすさを下げる行為なので、今後発表資料を作成する際には、気を付けたいですね。
【そもそも、油断しすぎました。】普通に予定を入れすぎた……。
卒論が案外サクッと終わってしまったこともあり、卒論発表も簡単に終わるでしょと思い、卒論提出の週に結構予定を入れすぎたのも問題でした。
卒論発表から卒論提出までは一週間しかなかったわけですが、その一週間で、普通にバイトを入れたり、バイトの子たちと終電を逃すまで飲んだり、友達とサウナからの飲みをしたり、髪を切りに行ったり…。 なかなかに予定を入れまくっていました。
特にサウナは最高でした。 2024年になって2回目のサウナ出たのですが、整いまくりでした。 普段利用するスーパー銭湯は1時間ごとに料金が上がっていくシステムなので、2時間でサウナを切り上げ、ずっと気になっていた居酒屋に行きました。
そこがめちゃくちゃ最高でした!!
その居酒屋は、夫婦経営のこじんまりとしたお店でしたが、値段も良心的で、とにかく量が多く味もめちゃくちゃ美味しい。 お店の雰囲気からも、常連さんに愛されているようなお店だなと感じました。
メモ
ビールはジョッキで1杯400円弱。カキフライや唐揚げは16個入りで900円程度。 名物のエビフライは一匹200円で超特大!
僕たち二人でたらふく飲んで、たらふく食べたのに、お会計は6000円くらいでした。
量はもちろんの、味も美味しく、リピート確定のお店でした。
その後は、いつも行く行きつけのバーで飲んで帰りました。
メモ
ちなみに、バイトの飲み会は卒論発表の前日に行われました。
その日は、大学で夜の9時前まで資料を修正し、『もうこれで大丈夫』となったところで、お店に合流しました。
発表は午後からでしたが、さすがにベロべロになって帰りたくはないと思いセーブしたつもりでしたが、なんだかんだみんなと一緒に飲みまくってしまいました。
終電も逃してしまいましたが、同じく次の日に大学に行く予定の子と一緒に、12時半くらいに抜け出して一緒に歩いて帰りました。
【いよいよ発表当日。】発表は自信をもってできました。
発表は自信をもって行うことが出来ました。
自分自身、4年間予備校で学生チューターをやっている経験から、人前で話す力はついてきたと思っていますし、その日も緊張はしましたが、楽しんで発表することが出来ました。
教授陣からの質問も何とかしのぎ、無事卒論発表が終わりました。
まとめ。
ということで、遅くなりましたが、卒論発表までの話をしました。
この発表が終わって早3週間ほど。 発表が終わってからは、バイトやIELTSの勉強なんかで一瞬で過ぎました。
IELTSも先日無事受験し終わたことで、本当の意味で春休みが来たなあという感じです。
卒論&卒論発表を通じて、改めて自分の分野の勉強不足を自覚しました。 とにかく根本から理解しないと、今後やっていける気がしません。といいことで春休みは自分の専門分野の勉強にも力を入れたいですし、今非常にやる気にみちています。
最新情報
こう意気込んていましたが、なんと僕たちが所属していた研究室がなくなるというメールが教授から来ました。 正直かなり動揺していますし、これからどうすればいいのかも全く未定です。
やっと始まった春休み。しっかり充実させたいです。