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仕事のこと。将来のこと。どんな働き方をしたいか。

カイト

こんにちは、カイトです。

大学生になって早4年。徐々に“社会”との距離も近づいていき、アルバイトやインターンシップといった社会との間接的な関わり合いも増えてきました。

高校生くらいまでは、世のお父さんお母さんたちは「仕事、仕事」とは言うけれども、具体的にどういうことをしているのかまるで想像がつきませんでした。

世の中の仕事に対してそれくらいの解像度しか持たない多くの青二才の少年少女が、高校卒業後の進路及び進学に際して、真剣に悩むわけです。

そして、多くの大学生は4年間のモラトリアム期間で様々な経験を積みながら就職活動をし、会社に入社し社会人生活を始めます。

僕自身、この4年間でそれなりにいろいろなアルバイトも経験しましたし、インターンシップに参加したり色々な人の話を聞いたりしながら、自分が社会に出て働くということに対するイメージがおぼろげながら湧いてきました。

この記事では、その中で思うことや仕事のことなんかをつらつらと書いていきたいなと思っています。

僕が思う仕事の種類。

仕事と一口に言っても、世の中には様々な業種があり、人によって仕事の内容も様々です。

大学入学後の4年間の経験を基に偉そうに語らせていただくと、仕事は2つに分けられる気がします。

カイト

ここでの仕事を分ける境界線は、業種や職種といった分類じゃありません。

それは、マニュアルや決まりに従って行う繰り返しの多い仕事(repetitive jobと便宜上名付けます。)と、言わゆるゼロからイチを生み出すような仕事(creative jobと名付けます)です。

何となく自分が今までやってきたことはだいたいこの2つに大別されるし、これは仕事に対する一般的な分類としても適用できる気がします。

メモ

自分が大学入学後に行ったいろいろな仕事っぽいものをこの軸で分けると、

【repetitive job】マニュアルや決まりに従って行う繰り返しの多い仕事

コンビニ/予備校での事務作業/飲食アルバイト

【creative job】ゼロからイチを生み出すような仕事

大学の研究/理系企業でのインターンシップ

と分けられます。

※もちろん、コンビニや予備校、飲食の仕事も立場が変わればクリエイティブな業務内容になりえると思います。これはあくまで自分が経験した立場で分類をおこなっています。

大学生になって、アルバイト等を通じて社会との接点を持ち始めるとは言いますが、多くのアルバイトはrepetitive jobに分けられる気がします。

働き始めこそは、新しいことや覚えることがいっぱいで忙しいですが、1-2ヶ月もすると基本的に想定内の範囲で仕事は収まり、繰り返しの単調作業が続くというのが多くのパターンです。

もちろん日々の業務の中で、ちょっとしたアクシデント/エピソードやお客さんや同僚との絡みといった意味でそれなりの刺激は得られますが、ベクトルを自分に向けると、やることはいつも同じで、自分自身の成長という意味では、ほとんど成長のない日々が続くように感じます。

メモ

自分は色々な強度のrepetitive jobをしてきましたが、コンビニバイトほど単調すぎてしんどかったバイトはありませんでした。

コンビニは様々な客層が来て、人間観察という意味では面白かったですが、接客という観点では基本3分以内の機械的なやり取りで終わるため、人と関わっている感もなかったですし、暇な時間も基本レジでやることもなくポケ―っとしていて、本当に時間の進みが遅く感じられて精神的にしんどかったです。

一方で塾バイトや飲食バイトは、お客さんとの距離も比較的近いので、色々とコミュニケーションを取ることができて仲良くなったり、同僚ともスキマ時間に世間話ができたりと、楽しく仕事をすることができました

カイト

自己研鑽が割と好きな自分にとっては、日々感じる成長が少ないのは少し残念です。アルバイトという性質上難しい部分ではありますが。

一方で大学の研究や理系企業でのインターンシップ体験は、昨日の仕事(研究)のできなかった部分を考察してその原因を考えて、次のステップに進むといったように、仕事そのものが単発的な業務ではなく、常に因果関係で結ばれた線上を進んでいく感じがして、個人的には面白いなあ感じました。

repetitive jobcreative jobという二元軸で考えるとしたら、自分は圧倒的に後者の方が向いているし、就職活動をする際はこういった業務スタイルを積極的に行える会社に勤めたいなという思いはあります。

カイト

項目が職業や仕事内容だったりなど、まとまりのない分類の仕方になりましたが、自分の中のイメージを上のグラフにまとめてみました。自分の中で、こういったイメージで仕事を分類しています。

仕事ができる出来ない問題。

こういった二軸で考えるようになってから、少し疑問に思うようになったのが「仕事できる/できない」という評価軸です。

この言葉は学生時代には一切耳にすることはなかった言葉ですが、アルバイトをするようになってよく耳にするようになりました。

カイト

勉強できる/出来ない運動できる/出来ないの亜種みたいなものですね。

他人と仕事する以上、いやでも他人と比較されるわけで、そこにはいつだって大なり小なりの不等号が表れるのも自然なことのように思います。

僕たち雇われの身からすれば、常に僕らは評価される側の人間なわけですが、個人的にrepetitive jobであるアルバイトにおいて仕事のできるできないは能力の問題というよりは、その人の意識の問題ではというように思います。

多くのアルバイトにおいては、一つ一つの業務は独立しているし、内容も独創性は求められません。マニュアル通りに、常識的に行えば対処できる範囲の内容です。

もちろん、こういった仕事における評価点が一つもミスをせずに完璧に業務をこなすというのならば、仕事の出来がどれだけ完璧なのかという精度において優劣は生じ、そこから仕事のできる/できないは生まれると思います

でも僕たちは人間ですからミスだってします。一生懸命取り組んでたまにミスをして、謝って同じミスをしないようにまた取り組んで…。こういったサイクルで進んでいくrepetitive jobのどこに、能力的な観点における仕事の出来の差が生じるのでしょうか?

結局はどれだけ、メモをしているか、色々な状況を想定して考えているか。全ては意識の問題な気がします。

メモ

前述の通り、自分はこの4年間でいろいろなアルバイトをしてきましたが、どのアルバイトをしても、嬉しいことに「仕事が早いねえ。仕事できるねえ。」と言ってもらえてる気がします。

でも僕も普通に仕事上でミスだってするし、こんなミスもしているのに何をもってできるって言ってるんだ?と少し恐縮さえしていました。

そして基本評価される側の僕ですが、大学3年のときに予備校バイトでバイトリーダーして、初めて人を評価する側に立ちました。

その時に、同じリーダーとかが「○○君は優秀」だの「○○さんは仕事ができない」だの話していたときに、”俺だって普通にミスするのに、とてもじゃないけど他人のことをどうこう言えねえなあ”とか思いながら、議論していました。

ただこのときに改めて思ったのは、アルバイトのようなrepetitive jobにおいて大事なのはやり方とか意識の問題であり、こういう世界では能力ではなくていかに効率よく、迷惑をかけずに完璧に近く業務をこなすのかが仕事ができると同義なんだなあと強く認識し、何だか無機質で成長みの無い話だなあ。と思ったのは覚えています…。

ここで言っていることは、みな感覚的にわかっていることだと思います。僕自身もモヤっと思っていたことを言語化しただけで、特段スペシャルな内容を言っているわけではありません。

カイト

自分のアルバイト経験などを基に、repetitive jobにおける評価の基準は十分にわかりました。ではcreative jobにおける仕事ができるできないって何でしょうか…?

これに関しては、そんなものはないのではないというのが今現状での僕の答えです。creative jobにおいて究極のゴールは常に画期的で新鮮なものを生み出すことであり、そんなものはポンポン出てくるものではありません。

カイト

そういう人を、いわゆる天才と呼ぶのでしょう。

ただ、creativeなものを生み出すために凡人の僕らでもできることはたくさんあります。

メモ

個人的に大切だと思うことは2つあります。

1つ目は、思いついたアイデアはすぐにメモすることです。僕たちが仕事や研究をしていてぱっと気づくようなことは、多くの先人たちも気づくような些細なことでしかありません。だからと言ってそういった些細な気付きをスルーするのはあまりにもったいない気がします。

こういった小さな気づきをスタート地点にして、どんどんアイデアを膨らましていくことで、他のアイデアとうまく組み合わさったりして、もう少し高度でより次元の高い気づきに繋がります。

なので僕は日常で何か気づきがあったらとにかくメモをするようにしています。

2つ目は周りの人との意見交換です。あることに関して何か壁にぶつかったとき、いくら自分一人で考えても解決できないことは多々あります。それはひとえに、経験不足であり、その”こと”を解決するためのアプローチをたくさん知らないからです。

自分の研究(専門は電気分野です。)の例で言えば、「グラフの特性が自分の思った通りにならない」となったときに、原因をいくら考えても「作成した回路が正しいか/使っている素子の耐圧が大丈夫か/そもそも計測の機械が壊れていないか/グラフの設定がおかしくないか」くらいしか思いつきません。ただ、先輩や教授に相談すると、「こうすればいいんじゃない?」と思いもつかなかった(あるいは言われれば”ああ、なるほど。”となるけれども、気づかなかった)方法を提示してくれ、案外すんなりと解決するということはよくあります。

このように、自分がcreativeな内容をしているときはこの2点に注意していつも行動しています。

このように社会人になっても、repetitiveな仕事(会議/進捗報告/資料作成等)ではてきぱきとやるべきことをやりつつ、凡人なりにアイデアを整理し膨らませ、creativeな部分でも成果を出せる人間になりたいなと思います。

将来の仕事について。

会社選びのこと。

自分が将来の仕事を考えるうえで、いつも思い当たる悩みが、「自分が思い描いている仕事像と実際の仕事内容とのギャップ」です。

カイト

これは、就活生や社会人になった人と話してもよく聞く話だとも思います。

色々な仕事のことを調べたり考えたりするとき、どれも新鮮で僕にとっては魅力的に映るし、できることならあんな仕事もこんな仕事もしてみたい!と思うことがしばしばあります。

でも、結局はそのフィールドに飛び込むまでは実態というのはわからないものです。

大学受験の際に、必死に学部や学科の研究内容や勉強内容を調べて、満を持して入った学部なのに、入ってみると想像と全然違う…つまらないなあという話は自分の周りでもよく聞きます。

結局は大学選びにしても会社選びにしても、すべて空想上で進んでいく以上、適切な評価基準を持っていないのが問題なように思います。大体自分が理想的だと思って進んだ先には、自分が思いもしなかった部分の苦労があり、案外その苦労が大きかったりします。

僕は仕事を選ぶうえで、仕事内容的な面で言えば、刺激のあるような毎日を送れるような仕事に就きたい(creative job)という思いはあります。

ただ同級生とかと話していると、思った以上にchallengingな仕事を別に好んでしたくないという人もいることに気づきました。

安定的な仕事を選び、家族を作って、平和に暮らしたいといういう人は案外多いものです。

前述の通り、自分はcreativeな仕事をしたいと思っているので、そこの軸はブラさずに就職活動をしていきたいです。

その後。

ここからは完全に僕の妄想をベースに論を進めていきます。

僕自身会社選びをするうえで、もちろん入社”後”についてのキャリアプランやライフプランも何となく考えているのですが、その後の転職という選択について、大きく3つに分けられると思っています。

1つ目はrepetitive→creativeへの転職です。YouTubeとかでは、結構こういうパターンの転職を目指す人のVlogや語り動画をよく観ます。

カイト

前仲良くなった看護師の方も、私は看護師を辞めてワーホリでオーストラリアへ行くんだ!と言っていました。これもある意味repetitiveからcreativeな方への気持ちの変化と言える気がします。

2つ目は逆のパターンです。このパターンは競争社会で病んでしまい鬱になった人が少しペースを落としてできる範囲で頑張ろうとするケースや、結構んや出産などのライフイベント終えたタイミングでの決断なんかが例に挙げられると思います。

最後がcreativeからcreativeへの転職で、一番僕がやりそうな転職パターンです。

これは、僕みたいに自己研鑽欲が強く、やる気にみちた人に陥りがちなパターンのように思いますし、そういったパターンの転職モデルをよくネット記事やYouTubeで見かけます。

こういう人は、「自分の思っていた仕事」という具体的に言語化のできていない、抽象的な概念と、リアルで泥臭い現実的に与えられた仕事とのギャップに病んでしまうのかなと思います。

カイト

何となく、思い描いている社会人生活と違う!という人は多いように思います。

僕の場合は、自分が何をしたいのかをより具体的に詳細に描いたうえで、今の仕事とその理想との現実的なギャップを図り、あまりにもかけ離れたベクトルだったり今後いくら仕事をしても自分の理想に近づけない場合は、転職もありなのかなとは思います。

ただ、まだ就職すらしていない僕にとってこれはかなり具体性のない、遠い未来の話です。まずは今ある現実問題にひとつずつ対処していきながら、自分に合った仕事、そして将来を描いていきたいです。

まとめ。

ということで、相変わらずまとまりがないですが、仕事のこと。将来のこと。自分の理想の働き方に関して、大学4年生の今思うことを書いていきました。

こんなにいろいろと考えてはいますが、数年後には大きく考えが変わっているかもしれませんし、未来のどうなっているかは自分でも想像がつきません。

ただ少なくとも、23歳の僕はこう考えていて、この思いの延長に未来の自分の働き方への考えがあることは間違いありません。

仕事を探すという観点で言えば、大学院含め後2年近く、考える余裕があるので、様々な人の意見を聞いたり、企業の説明会やインターンへの参加を通して、自分に合った会社ひいては働き方を見つけたいです。

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