こんにちは、カイトです。
今回はNetflixオリジナルのフランスドラマ『LUPIN』について、その魅力と感想をネタバレなしで紹介してい行きます!
『LUPIN』について。
ドラマ『LUPIN』は2021年からNetflixで配信をスタートしたフランスのドラマです。
主人公のAssane Diopが25年前に、Hubert Pellegriniに嵌められてネックレスを窃盗した容疑で逮捕され牢獄で自殺して父親の仇を討つために、Arsène Lupin にインスピレーションを受けながら次々と事件を起こしていくストーリー。
このドラマは1話が約45-50分ほどで、part1とpart2でそれぞれ5話ずつ、合計10話で構成されています。
全10話でストーリーが完結するわけですが、各エピソードでも割と話がまとまっているので1話ずつ観ていても全然飽きません。
むしろ、何話かは始めに事件の様子を映し、その後にどうやってその事件を起こしたんだという疑問を解消する形で、ラスト10分ぐらいで種明かしをするという構成をとっていて、観ていて非常に気持ちが良かったです。
また、part2の最後である第10話のラストシーンでは、一応事件はひと段落していますが、何やら続編がありそうな終わりでした。
どうやら2023年にseason3をやるとのニュースも出ています。
これは非常に楽しみですね。
主人公のAssaneがカッコいい。
まず最初に述べておきたいのが、主人公である、Assane Diopの存在。
ルパンといえば、白人の紳士怪盗。
そんなイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
実際、ルパンの小説に描かれているルパン像は白人ですもんね、僕自身もこういう認識を持っていました。
だから作品を観る前は、近年の過度なポリコレに配慮したキャスティングなのかな、なんて思ってしまっていました。
ただ、これは完全に僕の勘違いでした。
そもそもこの作品はルパンの実写版ではありません。
あくまで小説版ルパンにインスピレーションを受けた主人公が物語を進めていくというプロット。
そしてそのストーリーの中では黒人問題も反映しているわけで、だからこそのキャスティングだったことが窺えます。
こそんなAssaneですが、物語のpart1の第5話の最後までは全然焦った顔をしないんですよね。
この余裕綽々な感じがまずルパンを思わせます。
この余裕のある感じが、観ていて本当にかっこいい。
そしてpart2では急速に物語が進んでゆき、Assaneの感情もだいぶ表情に表れてきます。
徐々に追い詰められていくAssane。
そしてその逆境をどう乗り越えるのか。
このワクワク感が僕にこの作品をハマらせました。
たびたび出てくる、本家ルパンの足跡。
このドラマ、物語の節々で本家ルパンとのつながりが出てきます。
事件のトリックはルパンの小説になぞらえられていますし、フランスの警官Youssef GuédiraはAssaneにガニマールと呼ばれています。
こういったストーリーに直結する部分ももちろんですが、宿泊しているホテル部屋の番号が813だったり結構細かい描写にルパンの要素をちりばめているのも面白いなと感じました。
こういった一つ一つのシーンが我々ルパンファンを楽しませてくれます。
シンプルにパリの街並みが美しい。
このブログでも度々言っていますが、僕はストーリーと同じくらいその世界観、というより物語の起きている場所の景観に魅了されてしまいます。
そういった意味でこの作品の舞台がパリであることが個人的にすごく評価が高いです。
今年の夏に実際に訪れたことでより親近感がわくと同時に憧れも増したわけです。
そんな思い出と重ねながら、“ああ、ここ行ったなあ”とかそういう感想を思い浮かべながら楽しく鑑賞できました。
僕とルパン。
このドラマをハマったのは僕がルパンファンだったからだというのも大いに関係しています。
僕は小学生のときにポプラ文庫から出ている、訳・南 洋一郎のルパンシリーズを狂ったように読んでいました。
この装丁に懐かしさを覚える人はいるのでは?
中学生以降、全く読まなくなってしまったので細かいストーリを全部覚えているというわけではありませんが、登場人物の名前や本のタイトル、ちょっとしたストーリーなんかはまだ頭に残っています。
そんな僕だからこそ、このドラマを楽しめた一面もあると思います。
まとめ
ということで、本当に軽くはなりますが、ドラマ『LUPIN』について紹介してみました。
是非気になった方はNetflixで観れますので、観てみてください!
2022/12/1