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【今年最大級の感動!】『グランツーリスモ』が最高すぎた。

カイト

こんにちは、カイトです。

先日、『グランツーリスモ』という英語を観てきました。

これは”グランツーリスモ”というカーレースシミュレーションゲームのプレイヤーが本物のカーレーサーを目指すという話です。

僕自身、グランツーリスモのプレイ経験はないですし、F1レースに対しても全く詳しくありませんでしたが、大興奮の内容で間違いなく今年観た中で1番よかった映画だと思います。白熱したカーレースは勿論、主人公のヒューマンドラマや衝撃の展開など……カーレースに関心がない人でもすすめられる一作です。

この記事ではそんなグレンツーリスモの感想を書いていこうと思います!

メモ

この作品ですが、実話をもとにした映画です。ストーリーの進行上多少の変更はあるそうですが、こんなアツくて感動的なストーリーが現実にあったという部分も感動ポイントでした。

実話ベースなのに先の読めないワクワクのストーリー展開!

まずはあらすじから軽く説明します。

世界的大ヒットのドライビングゲーム「グランツーリスモ」のプレイに夢中なヤン。父親からは「レーサーにでもなるつもりか、現実を見ろ」とあきれられる日々。そんなヤンにビッグチャンスが訪れる。世界中から集められた「グランツーリスモ」のトッププレイヤーたちを、本物の国際カーレースに出場するプロレーサーとして育成するため、競い合わせて選抜するプログラム「GTアカデミー」だ。プレイヤーの並外れた才能と可能性を信じて「GTアカデミー」を立ち上げたひとりの男(オーランド・ブルーム)と、ゲーマーなんかが通用する甘い世界ではないと思いながらも指導を引き受ける元レーサー(デヴィッド・ハーバー)、そしてバーチャルなゲームの世界では百戦錬磨のトッププレイヤーたちがそこに集結。彼らが直面する、想像を絶するトレーニングやアクシデントの数々。不可能な夢へ向かって、それぞれの希望や友情、そして葛藤と挫折が交錯する中で、いよいよ運命のデビュー戦の日を迎える───。

『Filmaarks』あらすじより引用。

この映画は前述の通り実話をベースに描かれており、主人公のヤン・マーデンボロも実在する人物です。

この映画のモデルであるヤン・マーデンボロ

実話ベースで主人公がどんどん成長していくタイプの映画は、ストーリー展開が単調で先が読めてしまう傾向にあると思います。ただ今作は僕個人的な意見ですが、主人公の直面する壁の一つ一つがあまりにリアルで、衝撃的過ぎて、純粋にストーリーだけを追っても楽しめました。そんな中で主人公が成長していき、さらにトラウマや過去の自分を乗り越えていく姿には感動しました。

カイト

僕のボキャブラリーがあまりに乏しすぎるがゆえに、チープな感想になってしましましたが、本当にストーリーは一筋縄ではいかない、結構重苦しい部分もあります。ただそこをどう乗り越えるのか、はたまた……。という部分は是非その目で確かめて欲しいです!!

むしろ、僕のようなF1やヤンの存在を知らなかった人の方がストーリー的にこの映画は刺さると思います。全く先が想像つかないわけですからね。そういった意味で、ストーリーだけでも十分に見応えのある内容になっています。

そして今作を手掛けた監督は、『第9地区』でおなじみのニール・ブロムカンプ監督です。

SF映画を多く手掛けてきた監督ですが、さすがはニール監督。アツいストーリーながらしっかりクライマックスを作ることで、後半の僕の涙腺は攻撃されまくっていました。

ゲーム×リアルの新感覚レース描写

次に語りたいポイントは新感覚のレース描写です。この映画では、主人公がもともとカーレースシミュレーションでプレーをしていたことから、実際のレースのシーンでもカーレースゲームのようなエフェクトが入ります。これがたまらなく良いんですよね!

メモ

なかなか文章で説明するのは難しいですが、例えば実際のカーレースのシーンで、クルマの上にゲームっぽい感じで順位が出たり主人公のクルマが前のクルマを追い抜くために通るべきルートがゲームのように出てきたり…。もともとゲームでプレーしていた主人公だからこういうエフェクトがあっても違和感を感じなかったですし、白熱したカーレースをしつつもどこかゲームのような感じで爽快に走り抜けるクルマの様子も描かれていて非常によかったです!

※画像はイメージです。

ワイルドスピードをはじめ、今まで多くのカーレース映画を観てきましたが、間違いなく新感覚で臨場感たっぷりのカーレースを楽しむことができます

【夢の物語】アツいドラマ!

この映画、一見ただのカーレースアクションムービーに見えますが、その裏には夢を追う主人公の物語が流れていて、それがすごく感動的でした。

カイト

久しぶりに劇場で涙してしましました…。

なにより勇気づけられて、”自分も頑張ろう…!”という気にさせてくれました。この映画ですごく印象的に残っているセリフがあります。

Impossible Dream Can Happen

これは『GTアカデミー』での初日に投げかけられた言葉で、僕はこの言葉がずっと頭から離れませんでした。ドライビングゲームがいくら上手くても、本物のレーサーになるのは不可能なんだということを改めて思い知らされると同時に、頑張れば不可能なことさえも叶えられるという強いニュアンスのこもったこの言葉は、なんだか自分自身のも投げかけられているような気がしてすごく励まされた気分でした。

そして、ヤンの境遇を鑑みると千載一遇のチャンスでもありました。大学を中退し、両親からも「現実を見ろ。」と言われていたヤン。そんなヤンが努力しながら、何千時間ものプレー時間で得た感覚なんかも駆使しながら成長していき、両親からも徐々に認めらえていき…というベタなストーリーではありますが、ベタなのになぜか泣けます。この映画は終盤に大きな山場があるのですが、そこでの家族の絆、そしてその後のストーリーなんかは、本当に涙をこらえるのに必死でした

また家族だけでなく、ヤンを指導していた教官であるジャックとの絆もまた、泣けてきます。ジャックはいわゆる鬼教官で、映画序盤ではヤンを含む「GTアカデミー」の生徒たちにかなり厳しい指導をします。そしてヤンの成長を認めつつ、徐々に二人の間に信頼関係が生え始め、レースになると孤独なヤンの一番の味方になります。そして、前述の山場を迎えたときの二人のやり取り、会話、明かされるジャックの過去とここもまた感動しました。

メモ

ジャック役を演じたのはストレンジャーシングスなどでもおなじみのデビット・ハーバーですが、これがまたすごく良いはまり役でした。自分はストレンジャーシングスも観ていたのですが、そこで見せる、厳しいながらも誰よりも強く優しく、そして頼りにあるホッパー警部そのままのキャラクターでした。

カイト

是非、感動も一緒に劇場で味わってみてください。

まとめ。

ということで、今回は映画『グランツーリズモ』についてネタバレなしで語っていきました。

爽快で新鮮なカーアクションと感動を与えてくれる映画で、今年一番の衝撃の映画でした。

是非みなさんも劇場で観てみてください!

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