読書

2020年 読んでよかった本紹介【小説編】

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こんにちは、カイトです。

今回は2020年に読んだ本の中で、特によかった小説を紹介していきたいと思います。

僕自身、そんなめちゃくちゃ小説やエッセイを読む!っていうタイプの人間ではないので、母数となる候補数が少なくはなりますが、参考までに最後まで読んでいただけると光栄です。

2020年はこれだけの本を読みました。こう見返してみるとどれも思い出深いですね。

深夜特急1 香港・マカオ編

まず最初に紹介するのは、『深夜特急1 香港・マカオ編』です。

バックパッカーの必読書といったらこれ!っていうくらい、本書はバックパッカーのバイブル的存在になっていると思います。

本書(新潮文庫版)は1~6までのシリーズになっていて、筆者である沢木耕太郎さんが香港をスタートして夜行バスや電車を使って、インドからロンドンへ向かう旅の紀行文になっています。

僕はまだ1しか読んでいなくて2が積読中です…笑

この本の魅力は何と言ってもリアルな描写!っといったところでしょうか。

とにかく読んでいるだけで読者も一緒に旅をしているような気分になれます。

コロナ禍においてなかなか旅行にも行けないような今のご時世、家で旅行気分を味わうにはぴったりな一冊ではないかと思います。

また、『深夜特急1 香港・マカオ編』については以下でレビューも行っているのでよかったら読んでみてください!↓

コンビニ人間

2冊目に紹介するのは、『コンビニ人間』です。

これは今年読んだ小説の中でも一番影響を受けたと思います。

普通とは何か。

それを問うた一作になっています。

僕みたいに自己肯定感が低めで、周りの目が気になっちゃう人は、特に読む価値があると思います。

詳しくは下の記事でレビューしているので是非見てみてください!↓

人間失格

次に紹介するのは、太宰治さんの『人間失格』です。

「恥の多い生涯を送って来ました」。そんな身もふたもない告白から男の手記は始まる。男は自分を偽り、ひとを欺き、取り返しようのない過ちを犯し、「失格」の判定を自らにくだす。でも、男が不在になると、彼を懐かしんで、ある女性は語るのだ。「とても素直で、よく気がきいて(中略)神様みたいないい子でした」と。だれもが自分のことだと思わせられる、太宰治、捨て身の問題作。

本書の背表紙より引用

この本は、名前は知っているよ!っていう人は多いと思います。

読了後の僕の感想です↓

まず読了後の最初の感想は、

「やったー!読み切れた!」

です笑

感想うんぬんよりも、まずはこの作品自体を読み切れたことが嬉しかったです。

というのも文豪の名著というのはどうしても固いというか、難しいというイメージがあってなかなか読めないイメージがあったし、現に何回か挫折していました。

もちろん、そもそも読書は楽しんで読むものであって、読み切ることが目的でないことはわかっています。
けれどもこういった昔から読まれている名著っていうのを自分なりに味わって読むことができたっていう事実が結構嬉しくて、最初にそう言う感情が生まれました。

そんな本書ですが、とにかく陰湿な文章だなという印象を受けました。(うまい形容詞が見つからない…)

ある意味で人間味があふれるような、ネチネチした主人公が自分に似ていて読んでいてすごく共感しちゃいました。

『人間失格』については、いろいろ思うところもあるので、時間があるときに改めて一つの記事にしたいと思います。

色彩を持たない多崎つくるとその巡礼の年

最後に紹介するのは村上春樹さんの『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』です。

村上春樹さんは、いわゆる“ハルキスト”といわれるような熱狂的なファンが多い作家さんとしても知られていますよね。

その文体は好き嫌いがはっきり分かれる作家だと思いますが僕は結構、村上春樹の作品が好きです。

2020年、20歳になってから始めて村上さんの作品を読み『ノルウェイの森』『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』『東京奇譚集』と三作品読みましたが、どれも好みでした。

個人的な感想ですが、村上さんの文章は鬱状態で読んでいると100倍心に沁みてくるような気がします。

僕自身、多崎つくるの本を読んだときは、ちょっと鬱気味の時に読んだのですが、めちゃくちゃ心に響いた気がします。

具体的な言葉で表現することは難しいんですが、とにかく心に沁みたんです。

村上さんは、感想を言語化するのが難しい作家さんの一人でもある気がします。

村上さんの文章って、単純に文字だけ追ってると、

  • ちょっと鬱気味な主人公(登場人物)が多め
  • 性描写が過激
  • ジャズや古典文学がよく出てくる

っていう3要素に収斂される気はします、正直。

※あくまで、上記で挙げた3作品を読んだ感想です。

でもそこに嫌味というか、いやらしさっていうのが全く感じられないんです。

だからこそ物語の主人公には何となく憧れのようなものさえ感じちゃうし、ハルキストなるものも生まれるんだと思います笑

話を戻します。

多崎つくるは鉄道の駅をつくっている。名古屋駅での高校時代、四人の男女の親友と完ぺきな調和を成す関係を結んでいたが、大学時代のある日突然、四人から絶縁を申し渡された。理由も告げられずに。死の淵を一時さ迷い、漂うように生きてきたつくるは、新しい年上の恋人・沙羅に促され、あの時なのが起きたのか探り始めるのだった。

本書背表紙の紹介欄より参照

読了後の僕の感想です!↓

この本はタイトルにある通り、とにかく“色”っていうのがキーワードになってきます。

多崎の周りに人はみな色を持っています。

恋人である、木元沙羅を除いて。

高校時代の四人の親友の苗字は、それぞれ

赤松、青海、白根、黒埜。

大学時代の友人は灰田文昭。

皆名前に色がついています。

そしてそれぞれが自分の“色”(=個性)を持っています。

そんな中つくるは、色を持ちません。

そういった視点で物語を見るのも面白いと思います。

まとめ

ということで今回は今年読んで特によかった小説を4つ紹介しました。

今年1年でかなり小説の読み方も変わったし、感想も昔よりは上手く書けるようになったかなと成長は感じました。(とはいってもまだまだうまく書けない部分も多いです…)

ちなみに他にも、

  • ノルウェイの森
  • 砂の女
  • グラスホッパー
  • 太陽の坐る場所
  • 阪急電車
  • キケン

などが特に面白かったです。

是非、小説選びの参考にしていただければ幸いです!

2021/1/16

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