先日、友人と一緒にプロジェクターを使って“おうちでシネマ”をやっていました。
1日にどれくらい見れるんだろうということで、5作品も見ました!
今回はその時見た、5作品を一気に紹介していきます。
見た作品を紹介!
今回見た作品は、
- Malignant
- Hereditary
- Free guy
- A Quiet Place
- Men In Black
です。
あらすじと予告動画。
Malignant
間近で恐ろしい殺人を目撃する悪夢体験に苛まれるマディソン。その連続殺人が現実世界でも起きていく。彼女の秘められた過去につながる“狂暴な悪夢”の正体=Gとは!?
Amazon Primeの説明より引用
Hereditary
グラハム家の祖母・エレンが亡くなった。娘のアニーは夫・スティーブン、高校生の息子・ピーター、人付き合いが苦手な娘・チャーリーと共に悲しみを乗り越えようとする。だか、アニーたちはエレンから忌まわしい“何か”を受け継いでいたことは気づかずに…。
U-NEXTの説明より引用
Free guy
ルール無用のオンライン参加型アクションゲームのモブ“背景”キャラとして、平凡で退屈な毎日を繰り返すゲイ。ある日、彼は新しい自分に生まれ変わるため、“いい人”過ぎるヒーローとして、プログラムや設定を無視して自分勝手に立ち上がり…。
U-NEXTの説明より引用
A Quiet Place
音に反応に人間を襲う“何か”によって荒廃した世界に、生き残った1組の家族がいた。その“何か”は呼吸の音さえ逃さない。誰かが一瞬でも音を立てると、即死する。手話を使い、裸足で歩き、一家は静寂と共に暮らしていたが、妻は出産を目の目前に控えていた。
U-NEXTの説明より引用
Men In Black
ニューヨーク市警の刑事エドワーズは、黒いスーツに身を包んだ男"K"にスカウトされ、最高機密機関MIB(MEN IN BLACK)の一員となる。過去を抹殺され、名前もただの"J"となった彼は、現在地球上に約1,500ものエイリアンが人間に姿を変えて暮らしている事を知る。エイリアン達が犯罪や侵略行為に出ないよう監視し、その存在を世間から隠す事がMIBの任務だった。そして、ベテラン捜査官の"K"と新米の"J"を待っていたのは、銀河系の存亡を賭けた戦いだった・・・。
Amazon Primeの説明より引用
おすすめは何だい?
今回観た映画は全てジャンルが異なって正直どれも面白かったです。
ということでジャンルごとでおすすめさせてください。
笑いあり、恋愛あり、感動あり。王道はこれだ!
一番、みなさんに薦めやすいのはFree Guyですね。とにかく迷ったらこれを見ておけば間違いないです。
MIBもコメディー要素があって面白かったです。
一人じゃ見れない……。本格ホラー。
最近色々なホラーを見ていますが、ホラーって一括りで言えないくらい様々なパターンありますよね。
今回観たホラー3作で総合的におススメできるのは、やはりMalignantですね。ホラー要素はもちろんですが、とにかく作品としてのストーリーのクオリティーも非常に高い。
Hereditaryは、不思議な余韻に浸りたい人におすすめ。これはホラーというよりサイコパス映画。ただ、若干グロいシーンがあるのは注意。
A Quiet Placeは結構"ビクッ”ってなる恐さがあります。ベースのストーリがすごく静かなので、急に大きな音や演出が出てくるとめちゃくちゃビビります。
【ネタバレ注意】各映画の簡単な感想!
Malignant
ジェームズ・ワン監督の新感覚ホラー映画ということですごく楽しみにしていました。
そして実際観てみて、やはりジェームズ・ワン監督、凄すぎると再認識させられました。
物語の序盤は正直、
“新感覚ホラー。部屋が溶け出して、気づいたら知らない人の家に。そこで殺しの現場を目撃するけど、体が動けない。ってそこまで新感覚なのか?”
とか思っていました。(まあ評価できるほど僕自身、ホラー映画を見てきてはいませんが、、、笑)
ただ、物語終盤にかけて、徐々に謎が解けていく感じが、本当に心地良かったし、その誘導の仕方と伏線の張り方が絶妙に良かった。
その1。屋根裏で括られていた女性について。
僕はあの女性が主人公の女性と同一人物だと思っていました。
一緒に観ていた友達も同じことを言っていたので、たぶん多くの人も同じように思ったはずです!
おそらく、監督自体も意図的にそういった形で撮影していったと思います。
そのことで、より物語を複雑し、視聴者を混乱させる仕掛けだったはずです。
だから、ニューヨークの地下でガイドしていた、屋根裏でくくられていた女性が母親だとわかったときに、“おお、あれは主人公の幻覚とかじゃなく、リアルだったんだ”と気づき、
終盤で主人公の(義理の)妹が見つけたビデオを見るシーンで“なるほど、そういうことか!”って納得させてくれました。
その2。ガブリエルの存在
これは言うまでもないですね。映画を見ているときは、“ガブリエル、って誰だ……。誰なんだ!?”と思いながら誰もが見たはずです。
実在しているのか、実在していないのか。
でも初めはマディソンしか見えない虚像なのかと思ったが、実際に刑事が対峙して戦っていたしな。
でも、この映画的に超自然的な現象とも考えられないし……。
とめちゃくちゃ考えながら見ちゃいました。
そして、ガブリエルの正体がわかったとき、“うおおおー!そう来たか!確かにそれなら設定的にもそこまで無理なく十分理解できるぞ!!”ってなりました。
やっぱりここが一番の見所ですよね、この映画は。
最後もバッドエンドで終わるように見せつつも、マディソンが克服し、(一応?)ハッピーエンドで終わることができたのも、よかったです。(人はいっぱい死にましたが……笑)
総合的に見て、かなりポイントの高い映画でした。
高レビューなのも、うなずけます。
Hereditary
これ、かなり難解なストーリーでした。
LAMB同様にA24が製作している映画だということですが、ホラーとしては特殊でした。
もちろん怖いんですが、サイコパスっぽい怖さ。
友達といろいろ考察していましたが、この映画の主人公は誰なんだろうとなりました。
序盤は完全に妹に焦点があったっていましたが、妹が死んでからはお母さんとお兄ちゃん、そしてたまにお父さん。
ただ、妹の存在は消えずに……。(“コンッ”という、舌を鳴らす音は妹の癖だったそうです。お兄ちゃんは何度もこの音に苦しめられていました。)
僕と友達が色々見終わった後に話していて、これ実は近所に住む女性(ジェーン)が影の主人公だよねとなりました。
謎の(?)宗教の教祖だったおばあちゃんが亡くなるところから始まるこの映画。
この宗教に属していたジェーンは徐々にお母さん(この教祖の娘)に近づきます。
これは、ジェーンはこの一家から後継者を探す物語。そう考えるとジェーンが影の主人公と言っても差し支えがないように思えます。
妹は失格(?)でしたが最終的にはお兄ちゃんがキングになります。
そこに至るまでの過程がかなりグロく、そしてサイコパスでホラーな映画でした。
観た後にたくさん考察を考えさせる映画でした。(どちらかと言えば前回紹介した『LAMB』もそんな感じの映画。)
この映画、アリ・アスター監督の初の長編映画だそうです。
そしてこのアリ・アスター監督、なんとあの『ミッドサマー』も手掛けているんです!!!
友達と、この映画ってどことなく『ミッドサマー』と雰囲気似ているよねと話していたので知ったときは納得でした。
アリ・アスター監督も今後注目していきたいですね。
Free Guy
この映画、コミカルな映画かなと思いましたが、思った以上に濃厚なストーリーで大満足の一作でした。
まず、ゲーム内の冴えないモブキャラが主人公という設定がもう新しいですよね。
僕自身、ゲームは全然やらないので詳しいことはわかりませんが、自分の操作するキャラクターにとって、いつも背景となっている、モブキャラなんて目にもくれませんよね、普通。
ただ、そのゲームの世界に生きる“キャラクター”にとっては、モブキャラとしての日常があり、犯罪のありふれたその世界において、毎日殺されたり脅迫されていくわけです。(この映画に出てくるゲーム、フリーシティーは人を殺してポイントを稼ぐようなゲーム。)
そんな世界である時、ゲームのプログラム以上の行動を起こし始めた(“自我”に目覚めた)、主人公のガイ。
この、自我に目覚め、徐々に自分の生きる世界そのものを疑い始めるあたり、映画『マトリックス』の世界観を感じました。
こういった、テーマを取り扱う映画は個人的に大好きなので、この時点でもうポイントが高かったです。
そして、ラスト。
モロトフがガイに自我を与えるきっかけになるようにした、キーズとその真意にミリーが気づくときは観ているこっちも感動しました。
A Quiet Place
エミリ―ブラント主演のこの映画もスリルたっぷりでした。90分程度で終わるということもあり、サクッと観ることができました。
音を出したら、“なにか”に殺されてしまうというこの映画。
とにかく静かな映画でした。
静けさの後に来る音、声がこんなにも恐ろしくて大きく、インパクトがあるものなのかと知りました。
この物語は中盤までは娘の子が不憫で仕方なさ過ぎると思いました。
自分のせいで妹(弟?)が死んだと思い、自分を責め続けています。
両親ももう少しフォローをしてあげてよと正直思っちゃいましたね……。
そして音も出せない中、子供を作るなとは思いましたね。
もちろん物語的には、面白いんですけど、ラストの襲撃されるシーンなんかも、新しく生まれる赤ちゃんのためにまあまあ息子と娘が振り回されてた感は否めません。
というよりも“あの達なら大丈夫”という無責任な発言は正直悲しかったです。
言うてもまだ、小学生くらいの子たちに危険な思いさせる羽目になっていたわけですし、赤ちゃんを産むことで彼ら彼女らの優先順位が下がっちゃうのは、現実的な目線で考えると悲しいですよね。
要は、そんな余裕ないときに産むなということですね笑
ただ続編が2021年に公開されているみたいなので、それも観ていきたいです!
Men In Black
これはコメディー寄りの宇宙人映画で、ストーリーも比較的わかりやすく、すらっと見れました。
ウィル・スミス主演で公開が1997年。
若き日のウィル・スミスが出てきてなかなか新鮮でした。
続編も何作かあるみたいなので、是非観たいところです!!
まとめ
と言うことで一気に紹介していきました。
なかなか作品ごとに熱量の差がありましたが、どれも総じて面白く、観てよかったです。
また定期的に一日中映画を観る会は開催していきたいなと感じました。
2022/10/15