こんにちは、カイトです。
2022年は今までで一番多くの映画を観ました。(108本)
100本越えは人生初でした。
2022年に公開された映画はTop Gun: MaverickとRRRの2つが群を抜いて完成度が高く、最高レベルの作品だったと感じます。
この2作品はもちろんですが、今回は2022年に観た映画の中で特に印象に残った作品を18本、簡単な感想と共に紹介していきます!
今回紹介するのは以下の18本!
- Top Gun : Maverick / Top Gun
- RRR
- Another round
- レオン/ニキータ
- ショーシャンクの空の下に
- Life is beautiful
- Malignant
- Palm Springs
- セッション
- 大脱走
- トゥルーマン・ショー
- レザボア・ドッグス
- The Batman / Batman Forever / ダークナイト
- Last night in Soho
です。
Top Gun : Maverick/Top Gun
『Top Gun : Maverick』は、2022年公開された映画で一番話題になったと言っても過言ではないでしょうか。
僕自身、1986年公開のTop Gunは観たことがなかったので、今作を観る前に一度見てから本作に臨みました。
そんな『Top Gun: Maverick』ですが、評判にたがわず、本当に最高の一作でした。
個人的には、前作を見てから今作を見て本当に良かったと感じます。
前作では現役のパイロットだった主人公のマーベリック(トム・クルーズ)が今回は教官として登場します。
現役時代の情熱を持ちながら、新世代のエリートたちに熱弁をふるいます。
そして、元同僚の息子との兼ね合い。
そのルースターがGreat Balls of Fireを弾くシーンは感動しました。
このルースター役を演じた、Miles Tellerですが、なんと後述する映画『セッション』で主人公のニーマンを演じていたんですね。
また、前作ではマーベリックの良き友人であり、ライバルであったアイスマン。
カメオ的ではありましたが、彼の出演も非常に興奮しました。
アイスマンを演じたVal Kilmerですが、僕の大好きな俳優の一人です。
Top Gunでラストのシーン、帰還したマーベリックをみんなでたたえるシーンでアイスマンと思わず抱きあうシーンは僕も思わず涙してしまいました。
そんな二人が今作では指導する側の立ち場になりますが、悩むマーベリックの背中を押すようなアイスマンの行動、その思いには再び涙をもらいそうでした。
ド迫力な演出だけでなく、その熱い人間関係と友情や親子の絆。
そういったものすべてを味合わせてくれる、非常に良い作品でした。
RRR
2022年、僕がTop Gun:Maverickと並んで、最高評価をつけた作品がRRRでした。
2022年に観た映画に関して、点数をつけているのですがTop Gun:MaverickとRRRが9.9点(10点満点)でした。
こちらに関しては、下の記事でまとめているので、是非この記事を読んでみてください!
Another Round
個人的にAnother Roundは、上記の2本以外で2022年に観た作品で一番印象に残っている作品です。
「血中アルコール濃度を一定に保つと仕事の効率が上がる」という理論を証明するため、同僚たちと実験を始めた教師のマーティン。活気に満ちた授業で生徒との関係は好転、同僚たちの人生も良い方向に向かっていく。だが、実験が進むに連れて制御不能になり…。
U-NEXTの紹介文より引用
とにかく、喜怒哀楽すべての感情を揺さぶれらるような作品でした。
この映画の主人公であるMartinは歴史の先生ですが、堅苦しくてつまらなく、嫌われているわけじゃないけれども生徒から距離を置かれる、そんな感じのよくいる先生です。
そんなMartinが仲間と共に朝から少し、体にアルコールを取り入れる試みを始めます。
アルコールを取り入れることでテンションが上がり、授業も面白くなって生徒の評判も良くなり、すべてがうまくいき始めます。
この適度に、アルコールが入ったときに繰り広げる、Martinの授業がすごく面白いんですよね。是非この作品を観て欲しいです!
しかし、調子づいてどんどん、血中アルコール度数を上げていきしまいには……。
といったストーリー。
始めはかなり楽しいですが、中盤から終盤にかけてはかなり心が痛いです。
また主演であるMartinは僕の好きな俳優であるmads mikkelsenが演じていますが、そのマッツの最後に見せるダンスがすさまじく良いんですよね、すごくキレキレです。
是非観てみてください!
レオン/ニキータ
この『レオン』も2022年に観た映画で外せない一作ですね。
プロの殺し屋であるLEONと、とあるギャングに家族を殺され復讐を誓うMatildaのお話。
この映画の一番の見所はLEONがMatildaに心を開いていく、その過程だと思います。
LEONもプロの殺し屋であるので冷徹な心を持っていますが、植物にこまめに水をやったり陽の当たる場所に移動させてあげたりと、優しい一面も持っているんですよね。
Matildaと一緒に訓練をしていくシーンは観ていて幸せな気分になります。
個人的には、屋上からランニングしている人を狙うシーンが好きです。
そしてこの映画のもう一つの見所がMatildaのかわいさだと思います。
このときのNatalie Portmanはなんと12歳だそうです。
このNatalie Portmanの演じるMatildaの子供っぽさと正義感溢れる部分のバランスがすごくよく、観ていて癒されました。
またこの映画を観ていると、
“LEONってそこまで冷徹なのか?”
と思われる方もいると思います。
Matildaに振り回されて、結構かわいらしい一面もありますよね。
そんな方にはぜひ、『ニキータ』を観てみて欲しいです。
この『ニキータ』は、『LEON』と同じ世界の話で、LEONがMatildaと出会うより前の話という設定です。
LEONは主人公ではなく、最後の方にちょこっと登場し、えぐいインパクトを残していきます(笑)
ニキータを観れば、LEONがなぜ『LEON』のときに最強の殺し屋と言われるかがわかるはずです。
個人的に、ストーリーは『ニキータ』の方が好きです。
サイコパスの一面がある主人公のNikitaですが、純粋で乙女な一面もあります。
そんなNikitaが殺し屋としてスカウトされるわけですが、そこからのストーリーが観ていてすごく心苦しいです。
『LEON』を観た人には、是非とも観て欲しい一作です。
ショーシャンクの空に
個人的にこちらも大好きな一作です。
妻とその愛人を射殺したとしてショーシャンク刑務所に収容された無実のアンディ。粗暴な刑務主任・ハドリーや囚人たちから暴力を受けながらも、彼は持ち前の親しみやすさと元銀行家の手腕を生かし徐々に信頼を勝ち得ていく。そして20年の月日が流れ…。
U-NEXTの紹介文より引用
この映画では、冤罪によって刑務所に送られた主人公が刑務所内で繰り広げていくストーリーです。
元銀行員である、主人公のアンディーが刑務所内で受け入れられていき、さらに周りをも変えていく様には観ていて気持ちがいいです。
また、刑務所に何十年も収容された人が刑務所外に出たら何を感じ、どうなるのかという部分もリアルに描かれていて、新鮮でした。
確かに、例えばスマートフォンどころかインターネットすらあまり普及していなかった30年前に投獄された人が、いざ今出所したとしてこの現代の変化についていけるのでしょうか……。
また映画『大脱走』を思わすようなダイナミックなシーン、衝撃のラストとなかなか見ごたえのある作品でした。
Life is beautiful
こちらは1997年に公開された作品で、第二次世界大戦下におけるドイツのホローコーストを描いた一作です。
イタリアの小さな町にやってきたユダヤ系イタリア人・グイドは、美しい小学校教師・ドーラと出会い結婚、息子・ジョズエが生まれ幸せに暮らしていた。しかし、ユダヤ人迫害の嵐が吹き荒れるファシズム政権下で、グイドとジョズエは強制収容所に連行される。
U-NEXTの紹介文より引用
今回紹介するなかで、個人的に一番泣ける作品だと思います。
この作品の一番の見所は、お父さんグイドとその愛息のジョズエの掛け合いでしょう。
強制収容所に収監され、毎日信じられないくらいの仕事をさせられるグイド。
もちろん幼い息子のジョズエは自分たちが置かれている状況を知りません。
そんな息子を不安がらせないようにつくグイドの優しいウソの数々が僕たちの琴線を刺激してきます。
息子に話しかけるグイドの話し方が本当にいいんですよね。
どういう結末になるのかも含めて、こちらも是非観てみて欲しい一作です。
Malignant
こちらの作品は、新感覚ホラーとして2019年に公開された作品です。
ある時から、恐ろしい殺人を目の前で目撃する悪夢体験にさいなまれるようになった女性・マディソン。やがて、その連続殺人が現実世界でも起こるようになる。犠牲者が出るたびに殺人現場を疑似体験する彼女は、事件と悪夢の間にある謎に迫っていくが…。
U-NEXTの紹介文より引用
作品の衝撃度で言ったら、今回紹介した作品の中でもトップクラスです。
この作品に関しては、一部ネタバレありで以下の記事の中で紹介しているので、併せて読んでみてください!
Palm Springs
こちらは、タイムループ系の作品です。
妹の結婚式のためパーム・スプリングスを訪れたサラ。幸せムードに馴染めないなか、お調子者で不思議な男・ナイルズと出会い、いい雰囲気に。だが突如、ナイルズが謎の老人の襲撃を受けた。それ以降、サラは眠ると結婚式当日の朝に戻ってしまうように…。
U-NEXTの紹介文より引用
タイムループ×恋愛という要素で、割とよくある設定ではありますが、そのタイムルームの住人であるナイルズと、今回そのループに入り込んでしまったサラ。
ループにいることに対する考え方の違いなんかに注目して観ると、なかなか考えさせられます。
ナイルズはこのループにいれば、次の日には記憶以外はリセットされると言って、その日を楽しんでいます。
しかしいくらその日を楽しんでも、永遠に新しい日は訪れないわけで……。
そういったサラの葛藤はすごく共感できます。
またサラがこのループから脱出しようとする方法、そしてその時に取るナイルズの行動は見ごたえがあります。
セッション
この映画も面白かったですが、まあまあ狂っています。
人によっては恐怖を感じるかもしれません……。
プロのジャズドラマーを目指し、名門音楽大学に入学したアンドリュー・ニーマンは、ある日、フレッチャー教授のバンドにスカウトされる。夢に近づいたことを喜ぶアンドリューだったが、完璧を求めるフレッチャーのレッスンは常軌を逸したものだった…。
U-NEXTの紹介文より引用
下の記事でも触れましたが、このフレッチャー教授がほんとうに怖いんです。
わりとトラウマになりそうなレベルで恐いです。
またTop Gun: Maverickで、ルースター役をしていたMiles Tellerが演じるニーマンの怪演も見物です。
大脱走
こちらは1963年公開の映画です。
新たに作られたドイツの捕虜収容所に、連合軍将校たちが運び込まれた。彼らは脱走常習者で、ここでもすぐに脱走計画を決行。捕虜250人を脱走させるため、森へ抜ける数百フィートのトンネルを数本掘り始める。1本は発覚し、もう1本から脱走したのだが…。
U-NEXTの紹介文より引用
刑務所からの脱走をテーマにした映画はいくつかありますが、この映画が原点にして頂点だと思います。
もちろん古さは感じますが、舞台自体が第二次世界大戦中なので、このレトロであらい画質と音声がいい意味でリアル感を出しています。
そして刑務所からの脱走シーン、脱走経路を作っているシーンの様子なんかもリアルで面白いですし、観ていて本当に飽きません。
この時代の映画スター、The king of coolことSteve McQueenもかっこいいです!
この映画はすごく有名で、他の作品でもオマージュされたりすることもあるので、是非観てみて下さい(Once Upon a Time in Hollywoodでもオマージュがありました。)
トゥルーマンショー
こちらも言わずと知れた名作ですよね。
小さな島で保険会社のセールスマンをするトゥルーマンは、しっかり者の妻と共に平穏な生活を送っていた。しかしある日、町で死んだはずの父親を見かけた彼は、自分の人生がテレビ番組のために作られたフェイクで、世界中で放送されていたことに気付き…。
U-NEXTの紹介文より引用
この作品、トルーマンの立場に立ってみれば、本当に泣きたくなる作品だと思います。
今まで、信じていたみんなが演者であり、誰もが自分をモニタリングしていたと知ったら絶望するはずです。
もちろん、さすがのトルーマンも疑心暗鬼にはなりますが、持ち前の明るさでこの世界を乗り切り、最後のシーンは感動しました。
個人的には、
- マトリックス
- Free Guy
と共に、自分のいる世界そのものを疑いたくなるような作品です。
この今自分が生きている世界は本物の世界なのか。
造れた世界なのか。
そんな気持ちにさせられます。
レザボア・ドックス
続いて紹介する作品は『レザボア・ドッグス』です。
犯罪のプロ、ジョー・カボットは大掛かりな宝石強盗を計画し、仲間を集める。しかし、襲撃現場には警官が待ち伏せていて失敗に終わった。重傷を負いながら集合場所に集まってきた男たちは、仲間内に裏切り者がいると疑心暗鬼になり、探りあいが始まる。
U-NEXTの紹介文より引用
こちらは、タランティーノ監督の初の長編映画です。
タランティーノ作品はパルプフィクションが有名ですが、個人的にはこの『レザボア・ドッグス』の方が好きです。
この作品を観たとき、
“これが映画なのか!? なんか新しい!!”
となりました。
まず、カットの仕方が斬新です。
この作品は時系列や場所が結構ばらばらです。
しかし、良い感じにそれぞれのカットが結びついて、最後の衝撃的な結末に向かっていきます。
逆に、“パルプフィクション”は時間軸が複雑すぎて、少し理解しきれない部分がありました……。
そして、オチも本当に最高なんですよね。
犯罪の途中から仲間に裏切者がいると疑心暗鬼になるのですが、この仲間たちはみな一癖あります。
そんな中でそれぞれが騙し合ったり、誰も信じれなくなっていく様が非常に面白いです。
The Batman/Batman Forever/Dark night
2022年はバットマンの新シリーズ『The Batman』が公開されました。
今回のBruce Wayneはハリーポッターでセドリック役を演じた、Robert Pattinsonです。
どこか、疲れ切ったような感じの脱力感のあるバットマンですね。
今回の敵はリドラー(riddler)。
今までのシリーズでは様々な“リドラー”が出てきましたが、今作のリドラーは今までで一番クレイジーな的でした。
今シリーズのバットマンは三部作の予定だそうですが、次作にはジョーカーの登場も仄めかすようなエンディングでした。
続編も楽しみです。
そんなバットマンシリーズですが、今まで様々なBruce Wayneが演じられてきました。
個人的に印象に残っている俳優は、
- Christian Bale(クリスチャン・ベール)
- Val Kilmer(ヴァル・キルマー)
- Michael Keaton(マイケル・キートン)
ですね。
特にクリストファー・ノーラン監督のクリスチャン・ベールが演じる、バットマン三部作は本当に素晴らしい作品でした。
僕の中でバットマンと言えば、この顔が浮かびます。
この三部作の中でも、特によかったのはやはり『ダークナイト』です。
大都会ゴッサム・シティで起こる犯罪に対し、ゴードン警部補とバットマンは取締まりを強化するが、口の裂けたピエロ顔の犯罪者ジョーカーが勢力を拡大。新任検事のハービーも正義感に燃え捜査を開始するが、ジョーカーに捕らわれ大火傷を負ってしまい…。
U-NEXTの紹介文より引用
悪に対して、ここまで絶望的な気持ちにさせられることはないと思います。
それくらいに、この作品のジョーカーは恐ろしいです。
何か明確な目的(お金や復讐とか。)をもって犯罪を繰り返す凶悪犯なんかが比にならないくらいに、今作のジョーカーは目に見えない恐ろしさを放っています。
彼らは、目に見えた目的があってそれに対して動いているわけです。
そういった凶悪犯は、巻き起こす一つ一つの事象(例えば、殺人とか放火とか。)は恐ろしいですが、人間そのものの怖さはそこまで大きくはありません。
しかし、ジョーカーは違います。
彼は誰もが抱えるであろう、どうしようもない負の感情に付け入り、蝕んでいきます。
そして、バットマンを悪の象徴に仕立て上げるプロバガンダを造り上げるのです。
その気味の悪さ、恐ろしさがこのダークナイトにはありました。
ティム・バートン監督×マイケル・キートンのバットマンもストーリーが素晴らしくおススメですが、この記事で最後に紹介したいのは、ヴァル・キルマー版のバットマンである、『Batman Forever』です。
Nicole KidmanとVal Kilmarが演じる、この『Batman Forever』はビジュアル的に今までで一番最高のバットマンだと思います。
ぜひ、この作品も観てみて欲しいです。
Last night in Soho
最後に紹介するのは、『Last night in Soho』です。
ファッションデザイナーを夢見るエロイーズは、ロンドンのデザイン学校に入学した。しかし、同級生たちとの寮生活に馴染めず、ソーホー地区の片隅で一人暮らしを始めることに。新居のアパートで眠りにつくと、彼女は夢の中で1960年代のソーホーにいた。
U-NEXTの紹介文より引用
この作品は、たまたまアマゾンプライムで発見して軽い気持ちで見てみたのですが、思った以上に面白くて引き込まれ、見入ってしまいました。
主人公のエロイーズにすごく感情移入して観てしまいました。
この作品、説明だけ見るとわかりませんが、結構サイコパスでホラーな映画になっています。
物語のオチもしっかりしていて、ストーリーも十分楽しめます。
この作品で非常に印象に残ったのは、エロイーズ役のThomasin McKenzieの演技力です。
すごく上手で、めちゃくちゃ作品に引き込まれました。
たまたまみた、『オールド』という作品にも出演していましたが、やはり演技が上手でした。
この『オールド』もすごく面白い設定のストーリーになっているので是非観てみてください!
まとめ。
ということで、非常に長くなりましたが今年見て印象に残った作品を紹介していきました。
他にも
- トランスポーターシリーズ
- ミッションインポッシブルシリーズ
- ロストイントランスレーション
- ミザリー
- ルーシー
- プロミッシングヤングウーマン
- SAW
- プラットホーム
- フリーガイ
- TITANE
- Annihilation
- エクスマキナ
- Lady Bird
- Matilda the Musical
なんかは面白かったです。
是非、映画選びの参考にしてみてください!
おまけ【2022年に観た映画たち。】
2022/1/6