こんにちは、カイトです。
今回は仮免取得したばかりの僕が、どういう過程で仮免を取得したのかというのを紹介したいと思います。
自分自身、自動車学校に通うってなったとき、両親や友達に自動車学校がどういうところでどういった感じで免許取得まで至るのかを教えてもらったんですが、いまいちピンとこず、わけもわからないまま仮免取得まで来てしまっていました。
なので今回は自動車学校について全く知識がない人でもどういった流れで仮免取得まで行けるのかがわかるように丁寧に紹介していきます。
と言っても、合宿で取るのか、通いで取るのかによっても変わってきますし、細かい部分は自動車学校ごとで異なると思います。ここではあくまで僕の場合(通い/AT車)をベースに書いていくので、だいたいの流れがわかってくれると幸いです!
仮免取得までの大まかな流れ
まずは大まかな流れを紹介していきます。
まずは入校式
入学するとさっそく入校式が始まります。
そこでは半日くらいかけて、
- 自動車学校についてや免許取得にあたっての基本的な説明
- 運転適性検査
- 学科1
を行いました。
運転適性検査とは、筆記で行うテストのことです。
・時間内にどれだけ筆算ができるか
・時間内にどれだけ斜線が引けるか
・時間内にどれだけ同じ形の三角形を見つけられるか
・簡単なアンケート
など様々なことを問われるテストのことです!
学科については後述します!
そして入校式を終えてから仮免を取得するまでにこなしていくことは大きく分けると2つあります。
- 学科を受ける
- 運転教習を受ける
の二つです。
学科を受ける
学科とは、教室に入ってテキスト(学科教本)を用いて、主に交通ルールについて学びます。
例えば、
・標識や標示の見方
・道路の走り方のルール
・免許の種類
などなどです。
運転の技術というよりは、僕たちが運転していくうえで守るべき基本的ルールについて教えてくれます。
仮免取得までに受けないといけない学科は10個あり、毎日ランダムに様々な学科が行われているので、自分の予定が空いているときに受けに行くというシステムです。
ちなみに僕の通っている自動車学校では学科1が入校式で行われるので、実質受けるなきゃいけないのは残りの9個です。
必ずしも学科1から順番に受ける必要はないので、受けれる時間があれば早めに受けに行くことをおススメします。
運転教習を受ける
こちらは文字通り、実際に自動車に乗って運転をしていきます。
運転教習では、あらかじめ決められた項目(おおよそ20個)をこなしていくというもので、全ての項目が認められれば、仮免受験の資格が得られます。
この項目を達成するためにAT車は最短で12時限、MT車は最短で15時限かかります。
しっかりと受けていれば単位の取れる学科と異なり、運転教習では、教官が「この子はしっかりこの項目ができている」とみなしてくれないとその項目の認め印がもらえなく、苦戦していると、仮免取得までに要するコマ数がどんどん増えていきます。
1回目は、実際の車には乗らず、機械(よくゲームセンターにある椅子とモニターだけの、レースができる機械みたいなやつ)に乗って、運転姿勢やエンジンのかけ方、運転の仕方(ブレーキ、アクセルの踏み方)、ウインカーの出し方など基本的なことを学びます。
2回目以降は、さっそく助手席に教官を乗っけて、実際に運転を始めていきます。
ここで学ぶ項目は
- 発進と停止
- 走行位置と進路
- 交差点の通行(直進、右折、左折)
- 狭路の走行
- 後退
- 踏切の通過
- 坂道の通行
- 教習効果の確認(みきわめ)
などがあります。
運転していくうえで大切な項目を一通り学んでいき、基本的な全ての項目において教官が認め印を押してくれると、次に無線教習というのを行います。
無線教習…コース内を決められたルートに従って、隣に教官を乗っけずに一人で運転する教習。その間、教官は校舎の上から教習生の運転を見守り、危険な運転や注意する点があると、無線を通じて車内の教習生に伝える。
そして仮免前最後にみきわめというのを行います。
みきわめに合格しないと仮免許試験を受ける資格が得られません。
みきわめ…隣に教官をのっけて、仮免試験で実際に走行するコースを使って、今まで習った項目が一通りわかり、実行することができるかを確認する教習。
これをパスしないと仮免技能は受けられません。
とは言っても、みきわめで不合格になるのは、仮免の技能試験で合格する技術が足りてないということを表しているのでこればっかりは仕方ありません。
みきわめはしっかり突破して、確実に仮免技能に合格できる技術を身に着けた上で仮免技能に臨めるようしましょう!
仮免受験の条件
仮免試験を受けるためには、
- 学科を10個受けきる
- 運転教習でみきわめまで終わらせる
- 仮免予備テスト(効果測定)に合格する
という3つの条件があります。
仮免の試験では
・学科の試験
・運転の試験
の2つ行われます。
学科の試験は100点満点中、90点以上取らないと合格できません。
しかも仮免の試験は一回受けるたびに3000円近くの費用がかかります。
そこで仮免の学科試験に一発合格するくらいの知識があるかを問うのが、この仮免の予備試験です。
この仮免予備テストで90点以上取らないと仮免を受けることができないので、学科の勉強をしっかりとしたうえで早めに受けるようにしましょう!
いよいよ仮免試験
上で示した、条件を満たした人はいよいよ仮免試験を受けることができます。
仮免試験は2段階に分かれて行われます。
- 技能試験
- 筆記試験
まず、試験前に視力検査が行われます。
そして今日のコースとスケジュール、試験の順番が発表されるとさっそく試験が始まります。
まずは技能試験が行われます。
技能試験
これは、指定されたコースを実際に運転し、その運転を見て教官が合格か不合格かを判定する試験です。
コースはあらかじめ3つ用意されていて、当日その中からランダムで一つ選ばれます。
コースは結構複雑で正直簡単に覚えられません。ましてや3つもあるのでこんがらがります。
でも運転中に教官が「16番の交差点右折ね」とか「3番のS字入って」というようにある程度誘導してくれるので一応コースは覚えなくても大丈夫です。
とは言っても個人的にはコースはある程度覚えていた方がいいと思います。
というのも運転中は緊張しているし、さらに回りに気を配ることが多く、聞いてすぐにその指示通りにするのが難しかったり、うっかり忘れてしまうことがあるからです。
なので前日は3つのコースを見ながらそれぞれのコースについてイメトレしておくといいと思います。
あと、コースが覚えられない人でも、最低限コース内の番号は覚えるようにしましょう。
コースの番号について…教習所内のコースにある、交差点などには番号がついています。(交差点や坂道、S字、クランク、踏切など)そして運転中は「そこの信号曲がって」と言われるんじゃなくて、「〇番の信号曲がって」というように言われます。そこで「それってどこだ?」ってなると確実にアウトなのでその番号が何を表しているのか、そしてその位置は最低限わかるようにしましょう。
試験は助手席に教官、後部座席には自分の次に試験を受ける人を乗っけて行われます。
試験の順番が2番目以降の人は、後部座席で前の人の運転が見れるのでその分試験をイメージしやすく有利です。
試験は減点方式で行われ、自分の最初の持ち点は100点。
最終的に70点以上で合格です。
ただし、一発失格のミス(大きく逆走するなど)もあるので、
不安な人は試験前に「仮免技能試験 減点」と検索すれば、だいたいの減点ポイントがわかるので確認しておくと安心して試験に臨めるでしょう。
全員の技能試験が終わると、合格者はすぐに学科試験を行います。
技能試験で落ちた人は学科試験が受けられません。
学科試験
学科試験は〇×形式で50問を30分で解きます。
45問以上正解で合格で、不合格になると後日また学科試験のみ受け直しとなります。
しっかり勉強していれば、結構簡単に合格することができると思います。
僕の場合は迷うような問題が2,3問出ましたが、後は自信をもって答えられました。
とは言っても対策をしないで落ちると、後日3000円払って受け直しになるので一発で確実に受かるようにしっかり勉強はしましょう!
技能試験、学科試験に合格すると仮免許証がもらえます。
仮免合格まで自動車学校に通った感想
まず最初に言いたいのは、
運転は結構難しい!!
ってことです。
もちろんみんな何となくはわかっていると思いますが、今どき免許を持っている人がたくさんいることから「なんやかんや免許も簡単にとれるやろー」って思っている人は多いと思います。
でも実際に運転をしてみると、運転はめっちゃ難しいです。
もちろんセンスがある人は簡単にこなしている印象ですが、運転をなめてる人は結構痛い目を見ると思います笑
僕自身、運転をなめていて結構痛い目を見ました。
まず、運転中は注意しなきゃいけないことがいっぱいあります。
ぼーっとしているとだいたい何かやらかします。(ほとんどは確認し忘れ)
そして怒られます。
また、だからといって慎重になりすぎて、たらたら運転してていいかといったらそういうわけでもありません。
スピードを出すところはしっかり出さないと他の交通に迷惑がかかるので、メリハリのある運転が大切です。
そして、一番大切なのは、ちゃんと勉強しようっていうことです。
運転教本を読めば、運転の技術についてのコツが図付きでわかりやすく書いてあるし、学科教本を読めば交通ルールがしっかり書いてあり、とっさの判断で迷うことが減るし、標識を見て何を注意すべきか明確にわかるようになります。
運転に苦手意識がある人はちゃんと勉強するべきです。
僕自身、運転が下手で嫌だなと思いながら途中まで何もしてきませんでした。
でも途中から運転教本や学科教本を読んでから、運転が上達しました。
というか、いろいろ考えながら運転ができるようになりました。
そうすると未然にいろいろなことが想定できるようになり、余裕をもって運転できるようになりました。
ということで今回は仮免取得までの流れを紹介していきました。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
2020/9/9