映画

【AI社会はどこへ向かっていくのか!?】映画『AI崩壊』の感想

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こんにちは!カイトです。

今回は、映画『AI崩壊』について感想を書いてみます!

この映画は2020年の1月に公開された映画で、今回はTUTAYAでレンタルをして観てみました。

今回は1章ではこの映画のホームページを多様に引用しつつ、この映画の魅力について語り、2章以降で細かい感想を述べていこうと思います!

『AI崩壊』の魅力

この章ではネタバレにならない程度にこの映画の魅力を紹介していきたいと思います!

その日、AIが命の選別を始めた

というキャッチフレーズからもわかるようにこの映画では

医療AIをメインとして、AI化が進んでいくであろうこれからの社会に対してAI社会のリアルを伝える

という内容になっています。

ここで記事を読みやすくするためにまずは軽く人物紹介をしたいと思います。

  • 桐生浩介(大沢たかお)…医療AI「のぞみ」の開発者。AI暴走のテロの容疑者。
  • 桜庭誠(岩田剛典)…警察庁サイバー犯罪対策課理事官。AIを駆使して逃亡する桐生を追う。

とりあえず、この2人を押さえておけばこの章の紹介は理解できると思います。
詳しい登場人物については以下の写真を見てください!

さて、みなさんはAIが発達していく社会に対してどういう印象を持っているのでしょうか?

ここでは映画でも描写されているこのテーマについて、3点に分けて紹介していきたいと思います。

AIが仕事を奪う

AI(を駆使したロボット)によってあらゆる仕事を代替してもらい、われわれ人間は働かなくても生きていける!という考え方もあれば、

逆にAIによって仕事が奪われ、格差が広がるという懸念もあります。

AIと仕事については以下の本で詳しく検証および考察されています。(↓)

この本はAIの発達と消滅していく仕事の特長、さらに今後のAIとの付き合い方に対する提案もあり、とても面白いのでまとめた記事をまた今度公開しようと思っています!

AIは仕事を奪うというのはあるところまでは事実だと思います。

そして、この映画でもAIによって地域と都会の格差が広がったという描写があったり、仕事が奪われたとして全国各地でAI反対デモが起こるといったシーンもあり、とても印象的でした。

新たなテクノロジーが生まれれば、それに対する不安の種は生まれるものです。

実際、産業革命によって機械が生まれると「ラダイト(機械打ちこわし)運動」が起こりました。

機械によって仕事が奪われると恐れた労働者が機械を破壊して回るという騒動が起きたのです。

でも、機械が生まれることで今度は機械を管理したり、開発・改良するといった新たな産業が生まれ、その後は大きな騒動が起こることなく今に至ってきました。

そのように、AI産業だって始めこそAIに仕事が奪われて苦しむ人が表れても、AIが発達することで新たな産業が生まれ、それにより新たな雇用が生まれるかもしれませんし、もしかしたら今までの雇用形態を覆すような、革新的な雇用形態が生まれるかもしれません。

もちろん未来は誰にもわかりませんが、この映画ではAIと仕事について、こういったことを少し考えさせてくれました。

プライバシーが筒抜け

また仕事という観点以外にも、個人のプライバシーという観点からもAI(及びAIを活用して得られたビックデータを駆使した)社会の脅威を垣間見ることができます。

この映画では町の至る場所に監視カメラが設置されており、桜庭たちが桐生を追いかけるときは、監視カメラはもちろん、車のドライブレコーダーや個人のスマホのカメラの映像なども駆使して桐生の居場所を突き止めます。

これってもう完全に個人のプライバシーがただ漏れってことですよね。
もちろん警察なので悪用しないとは思いますが、この映画で描かれている社会ではやろうと思えば個人の情報なんか各人のスマホなどから簡単にハッキングして奪える社会ということです。

そしてこれは完全に余談ですが、今の中国は完全にこういった社会になりつつありますよね。
中国では監視カメラの数が2億台~6億台ともいわれていて完全な監視社会が始まっているといえると思います。

さらに個人のデータ(収入/学歴/家族etc)を基に人々の信用スコアが産出されます。

そして信用スコアが低いと、例えば

  • ローンが組みにくい
  • カードが使いにくい(上限が設けられるとか)
  • 交通機関が使えないこともある

など様々な弊害が生じます。

このシステム自体は、リスクを未然に防ぐという意味で理にかなっていると言えばかなっているのですが問題はそこではありません。

問題なのはそう言ったデータを構築するために我々のプライバシーが筒抜けであるという事実です。

ここまでかというくらいに監視されている様がこの映画ではみられるので是非そこにも注目して見てみてください。

自己学習を通じて、AIの制御が不可能になる

そして最後に上げられるのが、

AIは自分で学習していずれ人間が制御できなくなるかもしれない

という脅威です。

『AI崩壊』では、AI「のぞみ」が暴走して果てには、学歴、年収、年齢などから国民一人一人の生存価値を算出し、その人物が生きるに値するのかという判決を出します。

そして生存価値がないとみなされた人物は殺すという判断をAI自らが下してしまうのです。

それこそ先ほど紹介した信用スコアに通じるところがあると思います。

AIは計算処理能力では人間のはるか上を行くうえ、自己学習(ディープラーニング)を通じて理屈上では最高の、独自の価値判断を生み出します。

そこには人間特有の感情や温情はありません。

AIの判断基準に基づいて生存価値が低いとみなされてしまえば、殺すという選択をしてしまうのです。

このまさに命を選別しているシーンは何とも言えない、やりきれない気持ちが湧いてきました。

ということで以上

  • AIは仕事を奪う
  • 個人のプライバシーは筒抜けになる
  • 自己学習し、人間の制御が不能になる

という3点に絞ってこの映画の魅力を紹介していきました。

次章ではこの映画の感想を書いていこうと思います!

ネタバレ注意】『AI崩壊』の感想

ここでは、映画の感想を書いていこうと思います。

ここからは細かい内容に踏み入った感想になるのでネタバレ注意です!

まずは、最後の最後まで真犯人が誰だろうとハラハラドキドキで見れたという点が良かったです。

もちろんこの映画を見ていれば、犯人が桐生ではないことは簡単に予想がつくと思います。

それでいて、勘が鋭い人なら桜庭が怪しいと勘づく人もいるかもしれませんが、途中で、「のぞみ」を西村がハッキングしていたシーンを見たときは驚いた人が多かったのではないでしょうか。

僕はずっとHOPE社コントロール室にいる誰かが犯人ではないのかなと思ってみていたのですが、防犯カメラに西村が移った瞬間はさすがに驚きました。

また、これは前章でも述べたのですが、警察がAIを駆使して何度も桐生の居場所を突き止めるシーンは、AI社会の怖さを垣間見た気がしました。

こんな社会が完成したら絶対犯罪は減ると思います。
今だって犯罪を起こしたら防犯カメラの映像などを使ってだいたい犯人は見つかるのに、スマホの位置情報や、ドライブレコーダーやハッキングしたスマホのカメラ越しからも見られるとなっちゃもう逃げようがないし…。
でもこんな社会が完全に構築されれば、常にどこかで盗撮盗聴されてるって思って常に気が休まらないし、神経が擦り切れる気がしますね…

そして終盤に桐生が娘を助け出すシーンはなかなか感動するシーンでした。

そのままハッピーエンドで終わると思いきや、最後の方に桜庭が警察の取り締まり室のような場所で、「AIの脅威」について述べているシーンはすごく説得力があって、今後来るであろうAI社会に対して恐怖すら感じました。

そういう意味でも総合的にこの映画は、ストーリーが凝っているうえにメッセージ性も強く、さらに泣けるシーンもしっかりあるという点において見ごたえのある、よい映画だったなと思います。

みなさんもぜひチェックしてみてください!

2020/9/25

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