読書

『10代のうちにしておきたい17のこと』の感想

こんにちは、カイトです。

今回は、本田健さんが書かれた、『10代のうちにしておきたい17のこと』について解説していこうと思います。

本田健さんは『ユダヤ人大富豪の教え』という著書がとても有名で、知っている人もいると思います。

僕はこの本を19歳で読んだので、この本を読むのにはあまりに遅すぎましたが、過去の自分と照らし合わせながら読んでいました。

でも正直、19歳の今だから共感できることが多いですが、多感な中学時代や高校時代にこの本を渡されても、ちゃんと読めるかといわれると僕だったら無理だなと思いました…

(もちろん、中高のうちからこの本の内容に触発されて、この本で言われていることを実行できる人だっていっぱいいると思います!)

そういう意味では、この本は大人の方にも全然すすめられる内容です。

理想としては、10代の子供がいる親御さんがこの本を読んでこの本に書かれていることを、夜ご飯を食べながらでもそれとなく伝えてあげるのがいいのかなと思いました。

内容

この本は、10代にしておくといいことを17個、やり方などとともに上げています。

  • 人生に正解はないと知る
  • 社会のしくみを観察する
  • 世界の常識と親の言うことを一度は疑ってみる
  • 幸せで素敵な大人に出会う
  • 10代の頃の両親をイメージする
  • 好き嫌いをはっきりさせる
  • 将来、何で食べていくかを考えておく
  • 「思考と感情」が人生を動かしていると知る
  • 何を学ぶかを考える
  • 初めての「旅」に出る
  • 一生つきあえる親友を見つける
  • 恋をする
  • 外国語を習う
  • 一生を左右する本や映画と出合う
  • お金とビジネスについて学ぶ
  • 運命について考える
  • 夢を生きる

今回はこの中で特に心に響いた箇所をピックアップして、自分の意見を織り交ぜながらして紹介していきます。

10代はもっとも不自由な時代

10代のあなたは制限だらけで、不自由な世界に生きているといいます。

みなさんはどう感じますか。

確かにそうですよね。学校や習い事に追い立てられ、遊びに行っても門限がある。そもそもアルバイトをしていない人は自由なお金がそんなにあるわけじゃないだろうから、欲しいものがあっても買えない!なんてことがあったのではないでしょうか。

10代は人生でもっとも不自由な時代といってもいいのです。あなたが、何か抑圧されているような気持ちを感じていたとしても、それはしごく健全で正しい反応だと僕は思います。

引用元:「10代のうちにしておきたい17のこと」pp35

でも、それこそ高校時代なんかは「早く大学生、社会人になって自由を得たい!!」と思っていましたが、いざ大学生になると「18までの自分って学校というシステムに守られて生きていたんだな」ということをつくづく感じます。今は大学というコミュニティーには一応属していますが、今までの小中高と違って、基本的には勉強を教えるという以外は何もやってくれません。だから今は大学というより、社会という大きな共同体に放り出された感覚です。(ちなみに浪人生の時は予備校に所属していましたが、予備校はどちらかといえば高校のコミュニティーに近いなと感じました。)すべて自分でやらないと周りは誰もやってくれないし、自分が何かやろうと思っても何もできなくて自分の無力さを感じます。これからこの大きな共同体で生きていくのかと思うと何とも言えない恐怖すら感じることもあります…。まあその中で生き残っていくために僕だって頑張りますが…!!笑

結局何が言いたいかといえば、今の不自由さから高校生は大学生や社会人に憧れがちですが、自由とはそれだけ責任を伴うということです。
まあそのリスク込みでも僕は大学生のほうが断然楽しいとは思います。

ボーッと生きるな!

あなたは考えて生きているでしょうか、それとも、ただまわりで起こることに反応して生きているだけでしょうか。

引用元:「10代のうちにしておきたい17のこと」pp45

みなさんはボーと生きていませんか?

僕は昔から両親から「あんたは本当にボーっとしているけど大丈夫?」とよく言われたものです。平和な家庭で育ち、特に苦労もなく生きていたので、頭の中がお花畑だったんだと思います笑
そんな僕ですが、高2くらいからちゃんと考えるようになりました。(ちょうど文理選択や志望校を決めるとき)
「将来はどんな仕事につくのかな」
「そもそも将来何がしたいんだ」
「僕ってそもそもなんで生きているんだ/僕の生きがいってなんだ」
色々考えました。
まあ結局、
海外に行きたい!
いろいろな国の言語を話せるようになっていろな国の友達を作りたい!
という答えしか出せてないですし、言っているだけで具体的に何の行動も出来ていませんが…

でもこうやって、自分の将来を模索するのって、一見面倒に感じるかもしれませんが(色々調べたりするから)、やってみると将来の成功している自分を思い描くのはなかなか楽しいです。(現実的にそううまくいくとは思えませんが、妄想する分にはいくらでもできます笑)

本田さんは、本書で今からでも

「人生って何だろう」

「自分はどういうふうに生きたいんだろう」

「いまやっていることは正しいのだろうか」

といったことを考えようと提案しています。

日頃からこういったことを考えていないと、理想とは程遠い、何となくの人生を送ってしまうといいます。

なので、日ごろから考える癖をつけましょう!

旅に出よう

10代のときは、どんな人もごく小さな世界に住んでいます。あなたがいる場所は、学校、塾、自宅…それ以外では、親戚の家か近所のショッピングセンターくらいでしょう。……

…旅のいいところは、自分を知っている人がいない世界を味わえることです。

引用元:「10代のうちにしておきたい17のこと」pp116,117

これは僕も痛感します。僕は高校一年生のとき、神戸と大阪に一泊二日で初めての一人旅をしました。一人で三宮の夜を探検し、ローストビーフ丼を食べたという思い出は今でも忘れられません。皆さんも高校生のうちに友達と行くのももちろんいいですが、是非一人旅をしてみてください!

友達

あなたは、友達なら自分の幸せを願ってくれるべきだと思っているかもしれません。しかし人間の心はそういうふうにできていません。

よほど感情的にバランスが取れていないと、他人の幸せは素直に喜べばないものです。友人がうまくいくと、それを見て落ち込んだり、嫉妬したり、自分に罪悪感を持ったりすることのほうが多いのではないでしょうか。10代のように多感な時期は、特に友達の幸せを願うのは、難しいと思います。

引用元:「10代のうちにしておきたい17のこと」pp124

学生時代に当たり前のようにあっていた仲間たちも、高校を卒業してしまえば、めったに会わなくなります。

それこそ今の時代はSNSを通じてつながりを持ち続けることはできますが、それでもあなたが卒業してもこまめに連絡を取り合う人は多くても同級生の10%くらいじゃないでしょうか。

当たり前が当たり前じゃなくなるものです。
毎日顔を合わせていた人でも卒業したらめったに顔を合わせなくなっちゃうものです。
高校生のうちはわからないと思いますが、これも卒業してから実感しました。

厳しいことを言うようですが、中高の友達とはそんなものなのです。

(もちろんその中で一生つきあうような親友に出会うことだってある!!)

だから、高校生のうちはみんな自分の幸せを願ってくれると思うかもしれませんが、案外そういうわけでもないんだなということを肝に銘じておいたほうが、つらい思いをしないで済むかもしれません。

まとめ

今回は本のまとめというよりは、自分の意見をたくさん書いちゃいました!

何か一つでも心に残る部分があればいいなと思いました。

でも僕が、ピックアップしたところ以外にもいい内容がたくさん書かれているので、是非一度チェックしてみてください!

2020/7/26

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