こんにちは、カイトです。
今回の記事では、僕が大学院試験合格のために行ったこと紹介しようと思います。
僕はもともと大学受験も失敗し、大学での成績も決していい方ではありませんでした。
そんな僕が、先日行われた、大学院試験にてなんと首席合格を果たすことが出来ました。
メンタル面から、具体的なアプローチの仕方まで、この記事で丁寧に解説していくのでぜひ最後まで見ていってください!
メモ
一応記事を進めていく前に、僕の受けた院試験の簡単な情報を書いておきます。
・僕はいわゆる旧帝大と呼ばれるような難関大学に所属しているわけではないです。
・また大学院試験に関しても、外部受験ではなく、内部受験という形で行いました。
・倍率は1.5倍ほどの試験で、それなりに競争率のある試験でした。
是非この記事を読むうえで参考にしてみてください!
TO DO リストを付ける。
僕は、基本的に前の夜か次の日の朝にやるべきことをノートにその日のTO DO リストを付けていました。
大学生は、学校以外にもアルバイトや部活動、サークルなど、非常に忙しい生活を送っている人もはずです。
そんな中で、いつ院試勉強に時間が割けるのか、せっかく用意できた時間になにをするべきか、そういったことを一気に解決するツールがTO DOリストです。
僕は大学2年生のときから、特に忙しい日には、TODOリストを付けて、やることを整理していました。
院試勉強中も、とにかくやるべきことをTODOリストに起こし、それに沿って勉強をしていました。
院試験をする際は、是非TODOリストを活用してみてください!
メモ
僕が日頃から活用している、TODOリストの作り方&ノート術については以下の記事でまとめています。
是非重ねて読んでみてください!!
やったことを可視化する。
これは、メンタル面及び、勉強のモチベーションを保つうえで非常に有益でした。
僕はこの院試期間中、机の前で勉強している時間をほとんど記録していました。
メモ
僕は、院試験中はずっと、aTimeLoggerというアプリで勉強時間を計測していました。
これは、有料のアプリ(700円)ですが、時間を記録することに特化した非常にシンプルなつくりになっていて、僕自身愛用しています。
僕は勉強する際は、スタートボタンを押す。
トイレに行きたくなったり、疲れた際はストップボタンを押す。
このようにシンプルに使いながら勉強時間を計測していました。
このシンプルな、勉強時間を記録するという行為が僕のモチベーションとメンタル面において大きな支えになったわけです。
勉強のモチベーションって保つのが大変ですよね。
そんな際にわかりやすく、モチベーターになるのが、量だと思います。
今日はこんだけやったんだ!
今日はこれしかできなかったんだ…。
こういった、一つ一つの感情が自分の勉強をする際のモチベーションに繋がります。
僕自身も、勉強のやる気が湧かなくても、
「とりあえず、勉強時間を増やしたいから勉強するか。」
ということで、スタートボタンを押して勉強に取り掛かっていました。
その繰り返しで約3か月ほど勉強を繰り返していった結果、勉強時間が合計で311hほどに達しました。
そして、この具体的な勉強時間の数値は直前期の自分の不安を取り除くのにも、役に立ちました。
僕たちは、抽象的でボヤッとした、目に見えないようなものに対して不安や恐怖の感情を抱きがちです。
未来のこと、おばけ、暗闇、知らない人や環境…
何でも僕たちが恐怖や不安を感じる対象は、僕たちにとって未知で想像のつかないようなものばかりですよね。
こういったものに対して恐怖や不安をぬぐう一番効果的な方法は、可視化することだと思います。
僕自身も、院試直前は、「合格できるかな?」とか「落ちたらどうしよう…」とか、どうしてもネガティブなことを考えることがありました。
そんなときにも、この可視化された勉強時間を見ることで、
「大丈夫!僕はこれだけ勉強したんだから、絶対受かるはずだ!!」
と、自信をもって当日の試験会場に向かうことが出来ました。
勉強時間の記録は非常に簡単にできるので、これから院試を受けるであろうみなさんも勉強時間を記録してみてください。
とにかく問題演習をする。
ここからは、具体的なアドバイスに入ります。
僕は、大学院試験を受けるにあたってひたすら問題演習を繰り返しました。
メモ
僕は過去問20年分を最低2周、多いものは4周しました。
また、学部時代の授業で扱ったテキストの演習問題や例題も解きました。
それでも、解く問題が足りなかったので、図書館で問題集を借りて解いたり、研究室に転がっていた、解説や解答もないような20年以上前の過去問を解いたりもしていました。
とにかく問題を解きまくり、院試期間中の僕が消費したノートは17冊にものぼりました。
僕自身、ノートの使い方が雑なのもあって、若干かさ増しされている感は否めませんが、この圧倒的な量は先ほどの勉強時間同様に、直前期の精神的な支えになりました。
こうした演習を通じて、意識したこともいくつかあります。
わからない問題は、徹底的に調べ、根本から理解しようとした。
また問題演習を通じて、わからない問題は教科書に戻り、根本的な部分から理解しなおしました。
僕の専攻は、電気電子で院試験で使った科目も、電気回路・電磁気・電子回路・システム制御と電気に関わる部分が多かったです。
高校時代に物理で電気分野を触れたことがある人はわかると思いますが、電気分野は基本的に目に見えない現象を取り扱うため、深く理解するのが難しいです。
問題演習をしていると、「この問題は、この公式を使えば解けるはず!」といった、いわゆる試験に受かるためのテクニックは身に付いていきます。
ただこれだけでは、仮に本番に少しひねられた問題が出ると、手も足も出なくなるのも事実です。
こうならないためにも、僕はわからない問題は、友人に聞いたり一緒に考えたりしながら、根本的な部分から理解していきました。
おかげで院試本番では、過去20年以上出ていないような、完全に初見の問題が出ましたが、自分の中に蓄積した根本的な知識を組み合わせて、出来る問題は解けたと思っています。
問題の解答への流れを意識して解いた。
いくら無限に問題があるといっても、やはりどんな問題も型はあり、似たような問題同士もたくさんあるわけです。
圧倒的な演習量を積むことで、これはあの問題と同じでこうやって解かせるはずだ!という嗅覚が養われました。
そして僕は、特に院試の一か月前ほどには、問題を解くうえでその問題の解法の流れを意識し、自分の中でカテゴライズする意識で解いていました。
その甲斐もあってか、院試本番でもいくつかの問題で、答えの形が予想できました。
メモ
この問題では、まず問1で、これを聞いてきて、ああやってこうやって…、最終的にはあの値を答えさせるんだろうなという、何となくの予想がたちました。
そして、その際の最後の答えも、もちろん具体的な値はわかりませんが、何となくこういった形になるだろうという、予想はたちました。
是非ただ、問題を解くだけでなく、上記のことも意識して解いてみてみましょう!
友人と一緒に頑張る。
これは、モチベーションの面でも、具体的な学力向上の面でも、非常に有用だと思います。
僕は、研究室に同期が4人いましたが、「基本的に、月水木の午後からみんなで集まって勉強しよう!」と決めていたので、どんなにやる気が出ない日でも、午後から大学に行って、友人たちと一緒に勉強していました。
メモ
おかげで、僕たちの研究室は全員合格を果たしました!
また、僕はその中の1人、頭の良い友人にわからない問題を全て聞いていました。
これは、学力向上の面で非常に効果的でした。
シンプルに疑問が解決するだけでなく、一緒により深く現象を考えることで、各分野に対する深い理解に繋がりました。
その友人のサポートなしに僕の合格はなかったと断言できます。
研究室の同期、学部時代の友人。
誰でもいいです。是非、一緒にがんばれる友達を見つけましょう!
英語の点数を上げる。
最後は英語に関してです。
今まで散々、専門科目の勉強方法について語ってきましたが、戦う相手は同じ大学の、同じような学力を持った相手ばかりです。よっぽど秀でた才能がない限り、他の受験生に差を付けることは難しいと思います。
そこでぜひ頑張ってほしいのが、英語の勉強です。
理系生は、特に中堅大学に用ある現象だと思いますが、英語が苦手な人が多いです。
実際、理系学部で4年間過ごしてきましたが、多くの人は英語が苦手でした。
そんな英語で、少しでも点数を上げることが出来れば、それは大きな差に繋がります。
僕の受けた院試では、総得点の実に4分の1が英語を占めていました。しかも英語の試験は、外部試験のTOEICで一発で決まる専門試験と違い、出願するまで実質的に何回も受けることが出来ます。
僕はこのTOEICで835点を取得した状態で院試を受けました。
このTOEICは100点満点に換算されて、反映されました。(専門試験は300点満点。)その結果、僕は周りの受験生に少なくとも10点以上差を付けれていたと思います。
専門試験だけでなく、英語試験の勉強に力を入れるのも合格する秘訣になります。
メモ
僕は大学2年生からコツコツとTOEICを受けていきましたが、その中で得た得点アップのコツを以下の記事でまとめています。
合わせて読んでもらえると、TOEICの点数を具体的に向上させる方法が見えてくると思うので、是非確認してみてください!!
・【まずはここから】TOEIC700点越えを目指す勉強法。|kaitravel
まとめ。
ということで、この記事では大学院試験合格に向けて僕が行ってきたことを書いていきました。
学力面はもちろん、精神的にも何かとしんどいことの続く大学院試験。
大学院試験は一筋縄ではいかない、なかなかハードな試験です。
でも、大丈夫です。
この記事でも書いた通り、シンプルにやることをやり、モチベーションを保ちながら、直前期のメンタル面の不安も払拭できれば合格できるはずです!
是非この記事を参考に、院試合格を勝ち取りましょう!